TK6-047|地理総合・地理探究 対策問題
日本国内の人口移動についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
地方出身者が出身地へ戻るUターンなどの動きがある一方、全体としては東京圏への一極集中の傾向が続いている
この問題のポイント
Uターン・Jターン・Iターンの区別と、東京一極集中という日本の人口移動の基調を理解しているかを問う。
解説
日本では高度経済成長期に、地方の農村から三大都市圏へ若者が大量に移動した。その後の人口移動の基調は、大阪圏・名古屋圏の転入超過が収まる一方で、東京圏への一極集中が続いていることである。進学と就職の時期の若年層、特に近年は女性の転入超過が目立つ。
地方への還流の動きを表す用語として次の3つがある。
- Uターン: 地方出身者が大都市で働いた後、出身地へ戻る移動
- Jターン: 地方出身者が出身地の近くの地方中核都市などへ戻る移動
- Iターン: 大都市出身者が地方へ移住する移動
田園回帰への関心やテレワークの普及は地方移住の追い風だが、東京一極集中を覆すには至っていない。人口流出と少子化が重なる地方では、自治体が移住支援策を競っている。
ひっかけポイント
U(出身地へ戻る)・J(出身地の近くまで)・I(大都市出身者が地方へ)の定義の入れ替えが定番。移動の基調は東京圏への転入超過である。
選択肢の確認
①「東京圏は長年にわたり転出超過が続き、人口が流出し続けている」
❌ 誤り。
東京圏は基調として転入超過であり、長年の転出超過という記述は事実と逆である。
②「Uターンとは大都市出身者が縁のない地方へ移住することをいう」
❌ 誤り。
大都市出身者が地方へ移住するのはIターンであり、Uターンは地方出身者が出身地へ戻る移動である。
③「高度経済成長期には大都市圏から農村部へ人口が大量に移動した」
❌ 誤り。
高度経済成長期の移動は地方の農村から大都市圏へという向きであり、記述は方向が逆である。
④「地方出身者が出身地へ戻るUターンなどの動きがある一方、全体としては東京圏への一極集中の傾向が続いている」
✅ 正しい。
正解。Uターンなど地方への還流もみられるが、進学・就職期の若年層を中心に東京圏への転入超過が続いている。
覚えるポイント
- 高度成長期は地方から大都市圏への大移動
- 現在も東京圏への一極集中が基調
- Uターン・Jターン・Iターンの定義を区別する
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。