TK6-046地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

海外への出稼ぎ労働と送金についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

フィリピンや南アジア諸国では海外出稼ぎ労働者からの送金が重要な収入源で、西アジアの産油国などが主要な就労先となっている

この問題のポイント

出稼ぎ労働と送金経済の仕組みを、フィリピン・南アジアと湾岸産油国という具体的な結び付きで理解しているかを問う。

解説

国内で十分な雇用が得られない国では、海外へ働きに出た労働者が家族へ送る送金が、家計と国の経済を支える重要な柱となっている。
代表例がフィリピンである。看護師・介護士・家事労働者・船員などとして多数の国民が世界中で働き、送金額は国内総生産の1割近くに達する。インド・パキスタン・バングラデシュ・ネパールなどの南アジア諸国からは、ペルシャ湾岸の産油国(サウジアラビア・アラブ首長国連邦など)へ建設労働者などとして向かう流れが太い。湾岸諸国では人口に占める外国人労働者の割合がきわめて高い。
送金は途上国への資金の流れとしてODA(政府開発援助)を上回る規模を持ち、家族の教育や住宅に使われて生活水準を高める。一方で、労働者の待遇や人権の問題、看護師など専門人材の流出、送金依存経済のもろさといった課題も指摘されている。

ひっかけポイント
フィリピン・南アジアから湾岸産油国へという流れが頻出の組合せ。送金の規模はODAを上回るほど大きく、「影響しない」とする記述は誤り。

選択肢の確認

①「フィリピンや南アジア諸国では海外出稼ぎ労働者からの送金が重要な収入源で、西アジアの産油国などが主要な就労先となっている」
正しい。
正解。フィリピンや南アジアでは海外出稼ぎ労働者の送金が経済の柱で、湾岸産油国などが主要な就労先である。

②「海外で働く労働者が母国へ送金することは国際的に禁止されている」
誤り。
送金は禁止されておらず、途上国への資金流入としてODAを上回る規模に達している。

③「出稼ぎ労働者の就労先はヨーロッパに限られている」
誤り。
就労先はヨーロッパに限られず、ペルシャ湾岸の産油国や北アメリカ、東アジアなど広範囲に及ぶ。

④「送金は少額のため、送り出し国の経済にはまったく影響しない」
誤り。
送金はフィリピンの国内総生産の1割近くに達するなど、送り出し国の経済を大きく支えている。

覚えるポイント

  • フィリピン・南アジアは出稼ぎ送金が経済の柱
  • 主要な就労先は湾岸産油国など
  • 送金は途上国への資金流入としてODAを上回る規模

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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