TK9-087地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

ある国の人口構成は、年少人口20パーセント、生産年齢人口50パーセント、老年人口30パーセントである。この国の従属人口指数(生産年齢人口100人が支える年少・老年人口の数)として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

100

この問題のポイント

従属人口指数の計算式を正しく適用できるかを問う。分母が総人口ではなく生産年齢人口である点が急所となる。

解説

従属人口指数は、働き手である**生産年齢人口(15〜64歳)**100人が、**年少人口(0〜14歳)と老年人口(65歳以上)**を何人支えているかを示す指標で、社会の扶養負担の大きさを表す。

  • 従属人口指数=(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100
  • =(20+30)÷50×100=100
    つまりこの国では、働き手1人が子どもか高齢者を1人支える計算になる。
    急所は分母が生産年齢人口であることである。総人口を分母にすると(20+30)÷100×100=50となり、誤答の50を選んでしまう。
    日本の従属人口指数は少子高齢化により約70まで上昇しており、今後も老年人口の比重増で上がり続けると見込まれる。逆に、途上国で出生率が下がり始めた時期には、年少人口の割合が減って従属人口指数が低下し、経済成長に有利な人口ボーナスの状態が生じる。この概念も統計判読で頻出である。

ひっかけポイント
分母を総人口として計算した50が最も選ばれやすい誤答。「生産年齢人口100人あたり」という定義を式に忠実に反映させる。

選択肢の確認

①「100」
正しい。
正解。従属人口指数=(年少20+老年30)÷生産年齢50×100=100であり、働き手100人が100人を支える計算になる。

②「50」
誤り。
誤答理由: 50は分母を総人口(100)として計算した値で、従属人口指数の分母は生産年齢人口である。

③「60」
誤り。
誤答理由: 60は老年人口だけを分子とした老年人口指数(30÷50×100)の誤計算などから出る値で、年少人口が抜けている。

④「150」
誤り。
誤答理由: 150はこの設問の数値からは導かれず、分子と分母の取り方を誤った値である。

覚えるポイント

  • 従属人口指数=(年少+老年)÷生産年齢×100
  • 分母は総人口ではなく生産年齢人口
  • 指数の低下期は人口ボーナスとして成長に有利

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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