TK9-035|地理総合・地理探究 対策問題
国土の4分の1が海面より低い干拓地(ポルダー)で、花きや野菜の園芸農業が発達し、ヨーロッパ最大級の貿易港をもち、農産物輸出額が世界上位である国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
オランダ
この問題のポイント
国土の特徴(干拓地)と農業形態・貿易統計の組合せから国を特定する。「小国なのに農産物輸出世界上位」という意外性のある統計が軸。
解説
オランダはライン川河口の低地に位置し、国土の約4分の1が海面下にある。干拓によって造成された土地はポルダーと呼ばれ、風車は干拓の排水に使われた歴史をもつ。
農業は狭い国土を集約的に使う園芸農業が発達し、チューリップなどの花き、トマトなどの野菜を温室で生産してヨーロッパ各国へ出荷する。単位面積あたりの生産性が極めて高く、農産物輸出額はアメリカに次ぐ世界2位前後を保っている。小国ながら輸出額が大きいのは、高付加価値の園芸作物と加工農産物、中継輸出によるものである。
ライン川河口の**ロッテルダム港(ユーロポート)**はヨーロッパ最大級の貿易港で、EUの玄関口としてドイツ工業地域と水運で結ばれる。
消去の確認として、ベルギーは低地国だがポルダー4分の1・花きの規模が合わない。ドイツ・フランスは大国で園芸特化型ではない。
ひっかけポイント
農産物輸出世界2位前後という統計から広大な農業国を連想させ、実際は集約的園芸の小国オランダという意外性を突く問題が定番。
選択肢の確認
①「ベルギー」
❌ 誤り。
誤答理由: ベルギーも低地の国だが、国土の4分の1が海面下という規模ではなく、花きの園芸農業と農産物輸出世界上位の特徴はオランダのものである。
②「ドイツ」
❌ 誤り。
誤答理由: ドイツは工業中心のEU最大の経済国であり、海面下の干拓地が国土の4分の1を占めるという特徴はない。
③「フランス」
❌ 誤り。
誤答理由: フランスは小麦など土地利用型のEU最大の農業国であり、干拓地と温室園芸に特化した農業構造ではない。
④「オランダ」
✅ 正しい。
正解。国土の約4分の1が海面下のポルダー、花き中心の園芸農業、ロッテルダム港、農産物輸出額世界上位という組合せはオランダである。
覚えるポイント
- オランダは国土の約4分の1が海面下(ポルダー)
- 花き中心の園芸農業で農産物輸出世界上位
- ロッテルダム港はヨーロッパ最大級の貿易港
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。