TK9-020地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

鉄鉱石と石炭の輸出が世界最大級で、羊毛の生産も伝統的に多く、人口密度が極めて低く、現在は多文化主義を掲げてアジアからの移民を受け入れている国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

オーストラリア

この問題のポイント

鉱産資源の輸出統計と移民政策の歴史を組み合わせて国を特定する。資源の組合せ「鉄鉱石+石炭+羊毛」が決め手となる。

解説

オーストラリアは、北西部のピルバラ地区の鉄鉱石、東部の石炭の輸出がいずれも世界最大級で、日本や中国へ大量に輸出している。乾燥した内陸では掘り抜き井戸を利用した牧羊が発達し、羊毛の生産・輸出も伝統的に多い。国土は日本の約20倍だが人口は約2600万人で、人口密度は1平方kmあたり3人程度と極めて低い。
歴史的にはヨーロッパ系以外の移民を制限する白豪主義をとっていたが、1970年代に撤廃して多文化主義へ転換し、現在はアジア系移民が増え、貿易相手も中国・日本などアジア太平洋諸国が中心である。
消去の確認として、カナダも資源大国だが羊毛は特徴でなく、輸出の中心は原油・自動車でアメリカ向けが圧倒的。ニュージーランドは酪農・羊肉中心で鉱産資源輸出は少ない。南アフリカは金・プラチナが特徴である。

ひっかけポイント
「人口密度が低い資源大国」はカナダと紛らわしい。鉄鉱石・石炭・羊毛の組合せと白豪主義からの転換でオーストラリアと確定する。

選択肢の確認

①「南アフリカ共和国」
誤り。
誤答理由: 南アフリカ共和国の鉱産資源は金・プラチナが中心で、多文化主義への転換ではなくアパルトヘイト撤廃の歴史をもつ。

②「オーストラリア」
正しい。
正解。鉄鉱石・石炭の輸出世界最大級、伝統的な羊毛生産、極めて低い人口密度、白豪主義から多文化主義への転換はオーストラリアの特徴である。

③「カナダ」
誤り。
誤答理由: カナダも人口密度の低い資源大国だが、輸出の中心は原油・自動車でアメリカ向けが圧倒的であり、羊毛や白豪主義の歴史は当てはまらない。

④「ニュージーランド」
誤り。
誤答理由: ニュージーランドは羊が多い国だが、鉄鉱石・石炭の輸出大国ではなく、輸出の柱は乳製品・肉類である。

覚えるポイント

  • オーストラリアは鉄鉱石(北西部)・石炭(東部)の輸出大国
  • 白豪主義を撤廃し多文化主義へ転換
  • 人口密度は極めて低く、貿易はアジア中心

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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