TK4-016地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

レアメタル(希少金属)についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

埋蔵が特定の国に偏っており、コバルトはコンゴ民主共和国、レアアースは中国が主産地である

この問題のポイント

レアメタルの偏在性と主産地の対応、ハイテク産業に不可欠という重要性を問う。

解説

レアメタル(希少金属)は、埋蔵量が少ない、または精錬が難しい金属の総称で、スマートフォン・電気自動車の電池・モーター・半導体など先端産業に不可欠な素材である。産業のビタミンとも呼ばれる。
最大の特徴は産出の偏在である。

  • コバルト(電池材料): コンゴ民主共和国が世界の大半を産出
  • レアアース(希土類)(強力磁石など): 中国が生産の中心
  • リチウム(電池材料): オーストラリアと、チリ・アルゼンチン・ボリビアにまたがる塩湖地帯(リチウムトライアングル)
  • プラチナ・クロム: 南アフリカ共和国
    偏在ゆえに、産出国の輸出規制や政情不安が価格高騰・供給途絶を招く。2010年に中国がレアアースの輸出を制限した際は日本の産業界に衝撃が走った。このため輸入先の多角化、備蓄、代替材料の開発、リサイクルが重要な政策課題となっている。

ひっかけポイント
コバルト=コンゴ、レアアース=中国、リチウム=豪州・南米塩湖という国と金属の対応の入れ替えが定番。電気自動車の普及で需要は増加している。

選択肢の確認

①「先端産業では使い道がなく、需要は年々減少している」
誤り。
誤答理由: 電池・磁石・半導体など先端産業に不可欠で、電気自動車の普及により需要はむしろ急増している。

②「埋蔵が特定の国に偏っており、コバルトはコンゴ民主共和国、レアアースは中国が主産地である」
正しい。
正解。レアメタルは偏在性が強く、コバルトはコンゴ民主共和国、レアアースは中国が主産地で、供給途絶リスクへの備えが課題となっている。

③「地球上のどの国でも均等に産出するため、供給不安は生じない」
誤り。
誤答理由: レアメタルの最大の特徴は特定国への偏在であり、均等産出で供給不安がないという記述は正反対である。

④「鉄や銅よりも埋蔵量が豊富で、価格も常に安価である」
誤り。
誤答理由: レアメタルは埋蔵量が少ないか精錬が難しい金属の総称で、鉄・銅より希少であり価格も変動しやすい。

覚えるポイント

  • レアメタルは先端産業に不可欠で偏在性が強い
  • コバルト=コンゴ民主、レアアース=中国、リチウム=豪州・チリ
  • 備蓄・代替材料・リサイクルで供給リスクに対応

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK4-015TK4-017