TK4-017地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

都市鉱山についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

廃棄された電子機器などに含まれる金やレアメタルを資源とみなす考え方で、日本は世界有数の蓄積量を持つとされる

この問題のポイント

都市鉱山という比喩の意味と、資源小国日本にとってのリサイクルの意義を問う。

解説

都市鉱山とは、使用済みの携帯電話・パソコン・家電などの廃棄物に含まれる金・銀・銅・レアメタルを、都市に眠る鉱山に見立てて資源として回収・再利用しようという考え方である。
電子基板には天然の鉱石よりはるかに高い品位で金属が含まれることがあり、大量の電子機器を消費してきた日本の都市鉱山の蓄積量は、金やインジウムなどで世界有数の規模と試算されている。
2013年施行の小型家電リサイクル法により回収の仕組みが整えられ、2021年の東京オリンピック・パラリンピックでは、回収された小型家電の金属からメダルが製作されて注目を集めた。
資源をほぼ輸入に頼る日本にとって、都市鉱山の活用は、資源の安定確保と廃棄物の削減を同時に実現する循環型社会・サーキュラーエコノミーの柱である。使用済み製品を新たな資源とみなす発想の転換が問われている。

ひっかけポイント
都市鉱山は比喩であり、実際に都市の地下を掘る鉱山ではない。「電子機器に金属が含まれない」は事実の逆で、鉱石より高品位な場合すらある。

選択肢の確認

①「廃棄された電子機器などに含まれる金やレアメタルを資源とみなす考え方で、日本は世界有数の蓄積量を持つとされる」
正しい。
正解。都市鉱山は廃電子機器中の金・レアメタルを資源とみなす考え方で、日本の蓄積量は世界有数とされ、東京大会のメダル製作にも活用された。

②「大都市の地下に眠る石炭層を採掘する鉱山のことである」
誤り。
誤答理由: 都市の地下の石炭層を掘るという意味ではなく、廃棄物中の金属を鉱山に見立てた比喩である。

③「都市の公園に人工的に造成された観光用の鉱山である」
誤り。
誤答理由: 観光施設の話ではなく、リサイクルによる資源回収の概念である。

④「電子機器の廃棄物には金属がほとんど含まれないため、再資源化は不可能である」
誤り。
誤答理由: 電子基板には天然鉱石より高品位の金属が含まれることがあり、再資源化は現に行われている。

覚えるポイント

  • 廃電子機器中の貴金属・レアメタルを資源とみなす考え方
  • 日本の蓄積量は世界有数でメダル製作にも活用された
  • 循環型社会の実現と資源確保の両立策

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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