KZ-R6HB-07地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(地理B)

図は、2015年における人口500万人以上の都市圏について、1990年と2015年の人口を先進国、BRICS、発展途上国に分けて示した散布図である。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-07の問題図版
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正解: 1

正解

多くの都市圏の点は、1990年と2015年の人口が等しいことを示す対角線より上側にあり、特に発展途上国の都市圏には対角線から大きく離れて人口が急増したものが多い

この問題のポイント

2時点の値を両軸にとった散布図の読み方を問う。対角線(45度線)との位置関係が増減を示すことを理解しているかが鍵。

解説

横軸に1990年、縦軸に2015年の人口をとった散布図では、対角線(2時点の値が等しい線)が読み取りの基準になる。点が対角線よりにあれば人口は増加、にあれば減少、線から離れるほど変化が大きい。
図では、大都市圏の点の多くが対角線の上側にあり、世界の大都市圏人口が全体として増加してきたことがわかる。中でも発展途上国の都市圏には、対角線から大きく離れ、人口が2倍前後に急増したものが目立つ。農村からの人口流入と高い自然増加が重なった結果である。
一方、先進国の都市圏は対角線の近くに並び、成長が緩やかである。都市化がすでに完了し、少子化も進んでいるためである。BRICSの都市圏はその中間で、経済成長を背景にした都市の急拡大を示す。
同じ「大都市圏」でも、成長の勢いが発展段階によってまったく異なることを、この散布図は一目で示している。

ひっかけポイント
対角線の意味(増減ゼロの線)を知らないと読み違える。上側=増加、下側=減少、距離=変化の大きさ、という3点で読む。

選択肢の確認

①「多くの都市圏の点は、1990年と2015年の人口が等しいことを示す対角線より上側にあり、特に発展途上国の都市圏には対角線から大きく離れて人口が急増したものが多い」
正しい。
正解。点の多くは対角線の上側にあり人口増加を示す。発展途上国の都市圏には対角線から大きく離れた急増の点が目立つ。

②「大半の都市圏の点は対角線より下側にあり、人口の減少を示している」
誤り。
誤答理由: 点の大半は対角線の上側にあり、下側で減少という読みは図と逆である。

③「先進国の都市圏は、いずれも人口が2倍以上に増加している」
誤り。
誤答理由: 先進国の都市圏は対角線の近くに並び、成長は緩やかである。2倍以上の急増を示すのは主に途上国の都市圏である。

④「この図からは、1990年と2015年の人口を比較することはできない」
誤り。
誤答理由: 横軸が1990年、縦軸が2015年の人口であり、対角線との位置関係でまさに2時点の比較ができる図である。

覚えるポイント

  • 2時点散布図は対角線との位置関係で増減を読む
  • 発展途上国の大都市圏は人口急増、先進国は微増
  • 都市人口の急増は人口流入+自然増加の複合

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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