KZ-R7H-03地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図は、いくつかの国におけるコーヒーと茶の1人1日当たり消費量(杯数換算)を示す散布図であり、①〜④はイギリス、イタリア、インドネシア、中国のいずれかである。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-03の問題図版
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正解: 2

正解

④はコーヒーの消費量が多い一方で茶はごくわずかであり、エスプレッソに代表されるコーヒー文化が根付くイタリアと考えられる

この問題のポイント

嗜好飲料の消費量の散布図から、各国の食文化の型(コーヒー文化圏か茶文化圏か)を判別する問題。

解説

飲み物の好みには、その国の歴史や食文化が反映される。散布図は横軸がコーヒー、縦軸が茶の1人1日当たり消費量である。
は横軸の値が約1.3杯と大きく、縦軸はごく小さい。イタリアはエスプレッソやカプチーノに代表されるコーヒー文化圏の国であり、茶の消費が少ないこの位置が当てはまる。
は茶が約2.5杯と最も多く、コーヒーも1杯近く消費する。紅茶を日常的に飲む習慣が定着し、近年はコーヒーも普及したイギリスである。
は茶に大きく偏り、コーヒーがほとんどゼロに近い。茶の本場中国の型である。は両方とも少なく、1人当たり所得がまだ低く嗜好飲料の消費が限られるインドネシアと考えられる。
図中に示された日本は、コーヒー約1杯・茶0.7杯前後と、両方をほどほどに飲むバランス型の位置にある。

ひっかけポイント
イギリス=茶だけ、と思い込むと①のコーヒー消費の多さを見落とす。軸のどちらに偏っているかで文化圏を判定する。

選択肢の確認

①「①はコーヒーをほとんど消費せず、茶だけを消費している」
誤り。
誤答理由: ①はコーヒーも1杯近く消費しており、茶だけという読みは図と合わない。紅茶文化のイギリスでも近年はコーヒー消費が多い。

②「④はコーヒーの消費量が多い一方で茶はごくわずかであり、エスプレッソに代表されるコーヒー文化が根付くイタリアと考えられる」
正しい。
正解。④はコーヒー約1.3杯・茶ごくわずかという位置にあり、エスプレッソなどのコーヒー文化が定着し茶をあまり飲まないイタリアの型である。

③「④は茶の消費量が4か国の中で最も多く、イギリスと考えられる」
誤り。
誤答理由: 茶の消費が最も多いのは約2.5杯の①であり、それがイギリスにあたる。④の茶の消費はごくわずかである。

④「②はコーヒーの消費量が多く茶が少ないため、イタリアと考えられる」
誤り。
誤答理由: ②は茶に大きく偏りコーヒーがほぼゼロの位置にあり、茶文化の中国の型である。コーヒーが多いという読みは軸の取り違えである。

覚えるポイント

  • イタリアはコーヒー文化圏、茶の消費はごく少ない
  • イギリスは紅茶文化だがコーヒーの消費も多い
  • 中国は茶に偏り、消費の型は食文化を反映する

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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