KZ-R7H-04|地理総合・地理探究 対策問題
図が扱うコーヒーや茶などの嗜好作物に関する知識として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
正解
コーヒー豆は熱帯の高原などで栽培されるプランテーション作物であり、ブラジルやベトナムが主要な生産国である
この問題のポイント
嗜好作物の栽培条件と主産地の知識を問う。生産国(熱帯の途上国)と消費国(先進国)が分かれる構造も重要。
解説
コーヒー・茶・カカオは、いずれも嗜好作物と呼ばれ、主に熱帯・亜熱帯のプランテーション(大農園)や小農により、輸出向けに生産されてきた。
コーヒー豆は、霜が降りず水はけのよい熱帯の高原が栽培適地で、ブラジル高原のテラローシャ(玄武岩などの風化した肥沃な土壌)地帯が代表的な産地である。生産量はブラジルが世界一で、ベトナムが第2位に成長し、コロンビアやエチオピアも主要生産国である。
茶は、温暖多雨で水はけのよい丘陵地に適し、中国・インド・ケニア・スリランカなどが主産地である。冷帯や乾燥地は栽培に向かない。
これらの作物は、生産が途上国・消費が先進国という南北間の貿易構造を典型的に示す。国際価格の変動が生産国の経済を揺さぶるため、生産者に適正な価格を保証するフェアトレードの取組も広がっている。
ひっかけポイント
消費大国(イギリスなど)を生産国と混同させる選択肢が定番。コーヒー=ブラジル・ベトナム、茶=中国・インド・ケニアと産地で覚える。
選択肢の確認
①「コーヒー豆は熱帯の高原などで栽培されるプランテーション作物であり、ブラジルやベトナムが主要な生産国である」
✅ 正しい。
正解。コーヒー豆は熱帯の高原で栽培されるプランテーション作物で、生産量はブラジルが世界一、ベトナムが第2位である。
②「コーヒー豆の生産量が世界で最も多い国は、消費量の多いイギリスである」
❌ 誤り。
誤答理由: イギリスは冷涼な気候でコーヒーは栽培できず、消費国である。生産国と消費国の取り違えを誘う記述である。
③「茶の栽培は冷帯の平野部が中心で、寒冷で乾燥した気候が適している」
❌ 誤り。
誤答理由: 茶は温暖多雨で水はけのよい丘陵地が適地であり、中国・インド・ケニアなどが主産地である。冷帯の平野・寒冷乾燥という条件は逆である。
④「コーヒーや茶は各国で自給される作物であり、国際的に貿易されることはほとんどない」
❌ 誤り。
誤答理由: コーヒーや茶は途上国が生産し先進国が消費する代表的な貿易作物であり、国際商品として大量に取引されている。
覚えるポイント
- コーヒーは熱帯の高原で栽培、ブラジルが生産世界一
- 茶は温暖多雨の丘陵地、中国・インド・ケニアが主産地
- 嗜好作物は途上国生産・先進国消費の貿易構造を示す
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。