KZ-R7H-05地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図のサとシは、日本とP〜Rの国における浸水被害の「延べ被災者数」と「総被害額」のいずれかを示す棒グラフである。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-05の問題図版
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正解: 4

正解

サではRの値が突出して大きい一方、シではPの値が最も大きく、指標によって上位に来る国が入れ替わっている

この問題のポイント

同じ災害を2つの指標(被災者数と被害額)で測ると国の順位が入れ替わることを読み取る問題。

解説

浸水被害の大きさは、人的な指標(延べ被災者数)経済的な指標(総被害額)のどちらで測るかによって様相が変わる。
図のサでは
R
が突出して大きく、他国を大きく引き離している。ところがシではPが最も大きく、Rはむしろ小さい。つまり、指標を替えると上位国が入れ替わる構図である。
この非対称は各国の経済水準を反映している。人口が多く低平で洪水常襲地域を抱える途上国では、被災する人の数は膨大になるが、資産価値が相対的に小さいため被害「額」は小さく出る。逆に先進国では、被災者数が少なくても、建物やインフラの資産価値が大きいため被害額が巨額になる。
したがって、サが延べ被災者数(Rはバングラデシュのような途上国)、シが総被害額(Pはアメリカ合衆国のような先進国)に対応すると推定できる。統計指標の性質を踏まえて図を読む力が試されている。

ひっかけポイント
「被害が大きい国」という言葉が人数と金額のどちらを指すかで答えが変わる。1つの図の順位を他方の図に流用させる選択肢に注意。

選択肢の確認

①「サとシのどちらの指標でも、各国の順位はまったく同じである」
誤り。
誤答理由: サとシでは上位に来る国が明確に異なる(サはR、シはP)。順位が同じという読みは図と矛盾する。

②「日本はサ・シの両方の指標で4か国の中で最大である」
誤り。
誤答理由: 日本の棒はサ・シのいずれでも他国より短く、最大という読みは成り立たない。

③「Qはサ・シのどちらの指標でもほぼゼロである」
誤り。
誤答理由: Qはサで約50、シでも中程度の値を示しており、ほぼゼロという読みは図と合わない。

④「サではRの値が突出して大きい一方、シではPの値が最も大きく、指標によって上位に来る国が入れ替わっている」
正しい。
正解。サではRが突出して大きいのにシではPが最大となっており、指標(被災者数と被害額)によって上位国が入れ替わる構図が読み取れる。

覚えるポイント

  • 被災者数は人口の多い途上国で大きく出る
  • 被害額は資産価値の大きい先進国で大きく出る
  • 指標の選び方で災害の見え方が変わる

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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