KZ-R8T-06|地理総合・地理探究 対策問題
表は、タ〜ツ(アメリカ合衆国、オーストラリア、台湾のいずれか)における2種類の自然災害P・Q(地震と熱帯低気圧のいずれか)の発生数と死者数を示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
タはPの発生がわずか1件で死者もいないことから、プレート境界から遠く地震の少ないオーストラリアと考えられる
この問題のポイント
災害統計の表から、地震の多寡をプレート配置と結び付けて国・地域を判別する問題。
解説
表のPは、タでの発生が1件・死者0人であるのに対し、チでは9件で死者約2,500人、ツでは18件で死者69人と、場所による差が非常に大きい。このような偏在は地震の特徴である。地震はプレート境界の変動帯に集中するからである。
オーストラリア大陸は、プレートの内部に位置する安定陸塊を主体とし、周囲にプレート境界がほとんどないため、大きな被害を伴う地震はまれである。したがってPの発生がほぼないタがオーストラリアと判断できる。
チは地震9件に対して死者が約2,500人と多く、1999年に大地震で大きな被害を受けた台湾の型である。台湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に位置する変動帯である。
ツは地震・熱帯低気圧とも発生数が多く、ハリケーンによる死者が3,000人を超えるアメリカ合衆国にあたる。国土が広く、西部の変動帯と南東部のハリケーン常襲地域を併せ持つためである。
ひっかけポイント
「地震がほとんどない大陸=オーストラリア」という安定陸塊の知識が決め手。発生数と死者数のどちらを比べているかも取り違えない。
選択肢の確認
①「ツはPによる死者数が3か国・地域の中で最も多い」
❌ 誤り。
誤答理由: ツのPによる死者数は69人で、チの約2,477人を大きく下回る。ツで多いのはQ(熱帯低気圧)による死者である。
②「タはPの発生がわずか1件で死者もいないことから、プレート境界から遠く地震の少ないオーストラリアと考えられる」
✅ 正しい。
正解。タはPの発生1件・死者0人と地震がほぼなく、プレート境界から遠い安定陸塊のオーストラリアと判断できる。
③「タはPによる死者数が3か国・地域で最も多いことから、台湾と考えられる」
❌ 誤り。
誤答理由: Pの死者数が最も多いのはチ(約2,500人)であり、これが1999年の大地震の被害を受けた台湾にあたる。タは死者0人である。
④「どの国・地域でも、Pの発生数はQの発生数を上回っている」
❌ 誤り。
誤答理由: 表ではどの国・地域もQの発生数(21・60・69件)がPの発生数(1・9・18件)を上回っており、大小関係が逆である。
覚えるポイント
- オーストラリアは安定陸塊で地震がまれ
- 台湾はプレート境界の変動帯で大地震の被害を経験
- アメリカは地震とハリケーンの両方の災害を受ける
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。