KZ-R7T-12地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

図は、アメリカ合衆国・カナダ・メキシコの3か国について、ある品目(タとチは自動車と化石燃料のいずれか)の他の2か国への輸出額の推移を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-12の問題図版
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正解: 2

正解

タではカナダの輸出額が3か国で最も大きく増加傾向にあり、アメリカ合衆国へ原油などを輸出するカナダの特徴からタは化石燃料と考えられる

この問題のポイント

品目別の域内輸出額の推移から、北米3か国の貿易における各国の役割を読み取る問題。

解説

アメリカ合衆国・カナダ・メキシコの3か国は、互いに最大級の貿易相手であり、品目ごとに各国の得意分野がはっきり分かれている。
のグラフでは、カナダの輸出額が最も大きく、長期的に増加している。カナダは原油・天然ガスなどのエネルギー資源をパイプラインでアメリカ合衆国へ大量に輸出しており、アメリカの原油輸入先の第1位はカナダである。この特徴から、タは化石燃料(石炭・石油・天然ガス)と判断できる。
一方、のグラフでは
F
の輸出額が近年最も大きい。安価で豊富な労働力を背景に自動車組立工場が集積し、完成車や部品をアメリカへ輸出するメキシコがFにあたる。チが自動車である。
このように、カナダ=資源、メキシコ=工業製品(自動車)という分業構造が、2つのグラフの対照的な形に表れている。

ひっかけポイント
「自動車といえばアメリカ」と思い込むと誤る。北米の域内貿易では、自動車輸出の主役はメキシコ、資源輸出の主役はカナダである。

選択肢の確認

①「3か国の輸出額は2000年以降いずれも減少し続けている」
誤り。
誤答理由: タ・チともに長期的には増加基調の線が中心であり、3か国すべてが減少し続けたという読みは図と矛盾する。

②「タではカナダの輸出額が3か国で最も大きく増加傾向にあり、アメリカ合衆国へ原油などを輸出するカナダの特徴からタは化石燃料と考えられる」
正しい。
正解。タで最大かつ増加傾向のカナダは、パイプラインで原油などをアメリカへ輸出する資源供給国であり、タは化石燃料と判断できる。

③「タでは期間を通じてFの輸出額が3か国の中で最も大きい」
誤り。
誤答理由: タで最大なのはカナダである。Fの線はタでは低い水準で推移しており、最大という読みは図と合わない。

④「チではカナダの輸出額が一貫して3か国の中で最大である」
誤り。
誤答理由: チで近年最大なのはF(メキシコ)であり、カナダはむしろ低下傾向である。自動車輸出の主役の取り違えである。

覚えるポイント

  • カナダは原油などをアメリカへ輸出する資源供給国
  • メキシコは自動車生産・輸出の拠点
  • 品目別の輸出額の推移から各国の役割を判別する

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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