KZ-R8T-01|地理総合・地理探究 対策問題
図は、E〜G(日本、アメリカ合衆国、インドのいずれか)の家計消費支出の構成を、食料、外食・宿泊、保健・医療などに分けて示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
食料への支出割合が最も大きいのはGであり、所得水準が相対的に低いインドと考えられる
この問題のポイント
消費支出の構成比を示す帯グラフから、食料費の割合と所得水準の関係を読み取って国を判別する問題。
解説
家計の消費支出の構成は、その国の所得水準や生活様式を反映する。
図では、Gの食料への支出割合が3か国の中で最も大きい。一般に所得水準が低い国ほど、生活に不可欠な食料費の割合が高くなる傾向があるため、Gは1人当たりGDPが相対的に低いインドと判断できる。
一方、所得水準の高い国では食料費の割合が下がり、その分、保健・医療や娯楽・文化、住宅などへの支出割合が高まる。アメリカ合衆国は民間保険中心の医療制度の下で保健・医療への支出割合が大きいことが特徴であり、日本は住宅・光熱などの割合が大きい。
このように、帯グラフの各項目のうち「食料」と「保健・医療」の大小が、国を判別する決め手になる。所得水準→消費構造という因果を押さえておけば、知らない国の組合せでも応用が利く。
ひっかけポイント
食料費の割合が大きい国を先進国とする逆の対応に注意。「所得が低いほど食料費の割合が高い」という関係で判定する。
選択肢の確認
①「保健・医療への支出割合は3か国でまったく差がない」
❌ 誤り。
誤答理由: 食料への支出割合が最も大きいのはGである。Eが最大という読みは図と一致しない。
②「Gでは外食・宿泊への支出割合が5割を超えている」
❌ 誤り。
誤答理由: Gの外食・宿泊の割合は帯のごく一部であり、5割を超えるという読みは目盛りと大きく矛盾する。
③「食料への支出割合が最も大きいのはGであり、所得水準が相対的に低いインドと考えられる」
✅ 正しい。
正解。食料への支出割合が最大なのはGであり、所得水準が低いほど食料費の割合が高いという関係から、1人当たりGDPが低いインドと判断できる。
④「食料への支出割合が最も大きいのはEであり、アメリカ合衆国と考えられる」
❌ 誤り。
誤答理由: アメリカ合衆国は所得水準が高く食料費の割合はむしろ小さい。保健・医療への支出割合の大きさが特徴で、食料最大の国という読みは当てはまらない。
覚えるポイント
- 所得水準が低い国ほど食料費の割合が高い
- アメリカは保健・医療への支出割合が大きい
- 消費構成の帯グラフは食料の割合から読み始める
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。