KZ-R8T-07地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 追・再試験

表が扱う熱帯低気圧に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R8T-07の問題図版
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正解: 1

正解

熱帯低気圧は低緯度の暖かい海域で発生し、北アメリカではハリケーン、東アジア・東南アジアでは台風と呼ばれ、暴風や高潮の被害をもたらす

この問題のポイント

熱帯低気圧の発生条件と、地域による呼び名(台風・ハリケーン・サイクロン)、もたらす災害の種類を問う。

解説

熱帯低気圧は、海面水温がおおむね26〜27℃以上の暖かい熱帯の海域で、大量の水蒸気をエネルギー源として発達する低気圧である。
発達した熱帯低気圧は地域によって呼び名が異なり、北西太平洋では台風、大西洋や北東太平洋ではハリケーン、インド洋や南太平洋ではサイクロンと呼ばれる。名前は違っても仕組みは同じである。
もたらす災害は、暴風、集中的な豪雨と洪水、そして気圧低下と強風により海面が上昇する高潮である。ベンガル湾に面した低平なバングラデシュでは、サイクロンによる高潮で大きな人的被害が繰り返されてきた。アメリカ合衆国では、メキシコ湾岸や南東部にハリケーンが上陸し、2005年のニューオーリンズの水害のような甚大な被害が生じている。
地震が地下の断層運動で起こるのに対し、熱帯低気圧は大気の現象であり、両者に直接の因果関係はない。

ひっかけポイント
台風・ハリケーン・サイクロンの海域の対応の入れ替えが頻出。発生条件は「暖かい海」であり、寒流域・高緯度とする記述は誤り。

選択肢の確認

①「熱帯低気圧は低緯度の暖かい海域で発生し、北アメリカではハリケーン、東アジア・東南アジアでは台風と呼ばれ、暴風や高潮の被害をもたらす」
正しい。
正解。熱帯低気圧は水温の高い低緯度の海で発生し、北アメリカではハリケーン、東・東南アジアでは台風と呼ばれ、暴風・豪雨・高潮をもたらす。

②「熱帯低気圧は寒流の流れる高緯度の冷たい海域で発生しやすい」
誤り。
誤答理由: 熱帯低気圧のエネルギー源は暖かい海からの水蒸気であり、寒流域や高緯度の冷たい海では発生・発達しにくい。

③「ハリケーンとは、インド洋や南太平洋で発生する熱帯低気圧の名称である」
誤り。
誤答理由: インド洋や南太平洋の熱帯低気圧はサイクロンと呼ばれる。ハリケーンは大西洋・北東太平洋の名称であり、海域の対応が入れ替わっている。

④「熱帯低気圧が上陸すると、地盤の変動により大規模な地震が引き起こされる」
誤り。
誤答理由: 熱帯低気圧は大気の現象であり、地下の断層運動で起こる地震とは発生の仕組みがまったく異なる。両者に因果関係はない。

覚えるポイント

  • 熱帯低気圧は暖かい低緯度の海で発生
  • 台風=北西太平洋、ハリケーン=大西洋など、サイクロン=インド洋など
  • 被害は暴風・豪雨・高潮(特に低平な沿岸部)

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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