KZ-R7T-03地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

図は、世界のいくつかの都市について最寒月降水量(横軸)と最暖月降水量(縦軸)を示した散布図である。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-03の問題図版
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正解: 2

正解

最寒月降水量が約100mmで最暖月降水量が10mm前後の地点があり、冬に降水が集中し夏に乾燥する気候の特徴を示している

この問題のポイント

最暖月と最寒月の降水量を組み合わせた散布図から、夏雨型・冬雨型・少雨型という降水の季節配分を読み取る問題。

解説

この散布図は、縦軸と横軸の大小関係で降水の季節配分を判定できるように作られている。
対角線より上側(最暖月降水量が多い)の地点は夏雨型である。モンスーンの影響を受ける大陸東岸や、夏に赤道低圧帯の影響を受ける地域がこれにあたる。
対角線より下側の地点は冬雨型で、図中には最寒月降水量が約100mm、最暖月降水量が10mm前後という地点がみられる。夏は亜熱帯高圧帯に覆われて乾燥し、冬に偏西風と低気圧で降水がもたらされる地中海性気候(Cs)の典型的な特徴である。
また、原点近くに位置する地点は、年間を通じて降水が少ない
乾燥帯
の特徴を示す。
このように、雨温図を描かなくても、2つの月の降水量の組合せだけで気候の型を大きく分類できる。散布図では、まず軸の意味と対角線との位置関係を確認するのが読み取りの基本である。

ひっかけポイント
縦軸と横軸のどちらが夏でどちらが冬かを取り違えると、夏雨型と冬雨型の判定が逆になる。軸の確認を最初に行うこと。

選択肢の確認

①「この散布図からは降水の季節配分を読み取ることはできない」
誤り。
誤答理由: この散布図はまさに降水の季節配分(夏雨型・冬雨型・少雨型)を比較するための図であり、読み取れないという記述は誤り。

②「最寒月降水量が約100mmで最暖月降水量が10mm前後の地点があり、冬に降水が集中し夏に乾燥する気候の特徴を示している」
正しい。
正解。最寒月降水量約100mm・最暖月降水量10mm前後の地点は冬雨・夏乾燥の型で、地中海性気候(Cs)の降水パターンの特徴と一致する。

③「すべての地点で最暖月降水量と最寒月降水量はほぼ等しい」
誤り。
誤答理由: 図の点は対角線から大きく外れたものが多く、最暖月と最寒月の降水量が等しいという読みは成り立たない。

④「最暖月降水量が多い地点ほど、降水が冬に集中しているといえる」
誤り。
誤答理由: 最暖月降水量が多い地点は夏に降水が集中する夏雨型であり、冬に集中という解釈は軸の意味と逆である。

覚えるポイント

  • 最暖月降水量>最寒月降水量なら夏雨型
  • 最寒月降水量が多く最暖月が少なければ地中海性気候型
  • 両方少なければ乾燥帯の可能性が高い

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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