TK4-018地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

資源の可採年数についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

確認埋蔵量を年間生産量で割った値で、新たな資源の発見や技術進歩によって延びることがある

この問題のポイント

可採年数の定義(埋蔵量÷年間生産量)と、固定値ではなく変動する指標であることを問う。

解説

可採年数とは、現在の技術と価格のもとで採掘して採算がとれる確認埋蔵量を、その年の年間生産量で割った値である。「今のペースで採り続けるとあと何年分か」を示す目安で、石油・石炭・天然ガス・鉱産資源に広く用いられる。
重要なのは、可採年数が枯渇の予言ではないことである。

  • 新しい鉱床・油田の発見があれば埋蔵量が増える
  • 採掘技術の進歩(シェール革命が典型)や価格の上昇で、それまで採算がとれなかった資源が確認埋蔵量に加わる
  • 逆に生産量が増えれば可採年数は縮む
    実際、石油の可採年数は数十年前から「あと40年」などと言われ続けてきたが、埋蔵量の追加によってむしろ延びてきた。とはいえ化石燃料が有限であることに変わりはなく、省資源・リサイクル・再生可能エネルギーへの転換が長期的課題であることは揺るがない。

ひっかけポイント
「可採年数=枯渇までの残り時間の確定値」という誤解を突く出題が定番。技術・価格・発見で変動する動的な指標である点を押さえる。

選択肢の確認

①「資源が完全に枯渇する年を正確に予言した数値である」
誤り。
誤答理由: 可採年数は現状のペースを仮定した割り算の目安であり、枯渇年を正確に予言する数値ではない。

②「一度算出された可採年数は、その後どのような変化があっても更新されない」
誤り。
誤答理由: 埋蔵量や生産量の変化に応じて毎年更新される値であり、固定されたものではない。

③「可採年数は石油だけに用いられ、石炭や天然ガスには適用されない」
誤り。
誤答理由: 可採年数は石炭・天然ガス・鉱産資源にも広く用いられる指標である。

④「確認埋蔵量を年間生産量で割った値で、新たな資源の発見や技術進歩によって延びることがある」
正しい。
正解。可採年数は確認埋蔵量を年間生産量で割った目安であり、新鉱床の発見や技術進歩・価格上昇で確認埋蔵量が増えれば延びる動的な指標である。

覚えるポイント

  • 可採年数=確認埋蔵量÷年間生産量
  • 発見・技術進歩・価格変動で延びることがある
  • 有限資源であることは変わらず省資源化が課題

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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