KZ-R6HB-05地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(地理B)

図は、ある鉱産資源に関する国別の量を円の大きさで示した世界地図である。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-05の問題図版
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正解: 3

正解

円はオーストラリアとブラジルで特に大きく、中国やインドなどにもみられることから、安定陸塊の広がる国々で産出の多い鉄鉱石に関する図と考えられる

この問題のポイント

図形表現図の円の分布から資源の種類を推理する問題。「どの国で大きいか」が資源を特定する手がかりになる。

解説

鉱産資源の分布図は、資源ごとに「定番の顔ぶれ」があり、円の大きい国を確認すれば資源名を逆算できる。
図ではオーストラリアブラジルの円が際立って大きく、中国・インドなどにも円がみられる。この組合せは鉄鉱石の典型である。オーストラリア北西部のピルバラ地区、ブラジルのカラジャス鉄山などが世界的な産地であり、両国は鉄鉱石輸出の2大国でもある。
鉄鉱石の鉱床は、先カンブリア時代の古い地層が地表に露出する**安定陸塊(楯状地)**に多く形成された。オーストラリア・ブラジル・インドなどで産出が多いのは、大陸の古い核の部分を国土に含むからである。
もし原油の図であれば、サウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国やアメリカ合衆国・ロシアの円が大きくなるはずで、円の顔ぶれがまったく異なる。資源と地体構造・産出国の対応を覚えておけば、名前を伏せた図でも判別できる。

ひっかけポイント
鉄鉱石(豪・ブラジル)と石炭・原油の産出国の顔ぶれを混同しない。円の大きい2〜3か国を見れば資源はほぼ特定できる。

選択肢の確認

①「円は日本で最も大きく描かれている」
誤り。
誤答理由: 資源に乏しい日本に大きな円はみられない。日本は鉄鉱石をほぼ全量輸入する側である。

②「円は赤道付近の熱帯の国々だけに分布している」
誤り。
誤答理由: 円はオーストラリアなど中緯度の国にも分布しており、熱帯の国だけという読みは成り立たない。

③「円はオーストラリアとブラジルで特に大きく、中国やインドなどにもみられることから、安定陸塊の広がる国々で産出の多い鉄鉱石に関する図と考えられる」
正しい。
正解。円が特に大きいのはオーストラリアとブラジルで、中国・インドにもみられる。安定陸塊で産出の多い鉄鉱石の分布の型である。

④「円はペルシャ湾岸の国々に集中しており、原油に関する図と考えられる」
誤り。
誤答理由: 図の円はオーストラリア・ブラジルなどで大きく、ペルシャ湾岸集中という原油の分布の型とは異なる。

覚えるポイント

  • 鉄鉱石はオーストラリア・ブラジルが2大輸出国
  • 鉄鉱床は安定陸塊(楯状地)の古い地層に多い
  • 資源分布図は円の大きい国の組合せで資源名を判別

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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