KZ-R8H-06|地理総合・地理探究 対策問題
図は、ある農産物の国別生産量を円の大きさで示した世界地図である。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
生産の中心はヨーロッパにあり、東アジアなどにも生産国がみられる一方、アフリカ中南部や南アメリカにはほとんど円がみられない
この問題のポイント
円の大きさで統計値を示す図形表現図の判読を問う。どの地域に大きな円が集まっているかという分布の骨格をつかむ。
解説
統計地図のうち、円などの図形の大きさで数量を示すものを図形表現図という。絶対量の地域比較に適した表現方法である。
この図では、ヨーロッパに大きな円が集中しており、この農産物の生産がヨーロッパを中心に行われていることがわかる。加えて東アジアなどにも円がみられる。一方、アフリカ中南部・南アメリカ・オセアニアにはほとんど円がなく、熱帯地域や南半球では生産が少ないことが読み取れる。
冷涼な気候に適した作物(てんさい・ライ麦・エン麦など)は、このようにヨーロッパから中緯度の大陸にかけて生産が集中する分布を示すことが多い。逆に、コーヒーやカカオのような熱帯性の作物であれば、赤道をはさむ地域に円が並ぶはずである。
作物名が伏せられていても、「どの気候帯・どの地域に生産が集中しているか」という分布の型から作物の性質を推理するのが、この種の図版問題の定石である。
ひっかけポイント
分布の中心を熱帯や南半球と入れ替えた選択肢に注意。まず大きな円の位置を確認し、気候帯と対応させて読むこと。
選択肢の確認
①「生産国は北アメリカとオセアニアの2地域のみに限られている」
❌ 誤り。
誤答理由: 図ではヨーロッパに最も多くの円が分布しており、北アメリカとオセアニアのみという読みは成り立たない。
②「生産の中心はヨーロッパにあり、東アジアなどにも生産国がみられる一方、アフリカ中南部や南アメリカにはほとんど円がみられない」
✅ 正しい。
正解。図では大きな円がヨーロッパに集中し、東アジアなどにもみられる一方、アフリカ中南部や南アメリカにはほとんど円がない。
③「生産は赤道付近の熱帯地域に集中しており、ヨーロッパには円がほとんどみられない」
❌ 誤り。
誤答理由: 赤道付近の熱帯地域には円がほとんどみられない。熱帯性のプランテーション作物(コーヒー・カカオなど)の分布の型と取り違えている。
④「円は南半球の国々に集中しており、北半球にはほとんど分布しない」
❌ 誤り。
誤答理由: 円はヨーロッパや東アジアなど北半球に集中しており、南半球集中という読みは図と逆である。
覚えるポイント
- 図形表現図は絶対量の分布を円の大きさで示す
- ヨーロッパ中心の分布は冷涼な気候に適した作物を示唆
- 分布の型から作物の性質を推理するのが定石
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。