TK4-015地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

ボーキサイトについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

アルミニウムの原料で、熱帯・亜熱帯の地域に多く分布し、オーストラリアやギニアが主産国である

この問題のポイント

ボーキサイトの用途(アルミニウム原料)と分布(熱帯)、精錬に大量の電力が必要という特徴を問う。

解説

ボーキサイトアルミニウムの原料となる鉱石で、高温多雨の気候のもとで岩石の風化が進んでできたラトソル(赤色の土壌)地帯、すなわち熱帯・亜熱帯地域に多く分布する。
主産国はオーストラリア・ギニア・中国などで、オーストラリア北部やギニアが代表的な産地である。
アルミニウムをつくるには、ボーキサイトからアルミナを取り出し、電気分解で金属にする。この精錬に莫大な電力を要するため、アルミニウムは「電気の缶詰」と呼ばれ、精錬工場は安価な電力が得られる場所(水力発電の豊富なカナダ・ノルウェー・ロシア、地熱・水力のアイスランドなど)に立地する。原料産地と精錬地が一致しない典型例である。
日本はかつてアルミニウム精錬が盛んだったが、石油危機による電力コスト上昇で撤退し、現在は地金をほぼ全量輸入している。

ひっかけポイント
ボーキサイト=熱帯、鉄鉱石=安定陸塊という分布の対応が定番。精錬の電力指向(産地と工場の分離)は工業立地の問題としても出題される。

選択肢の確認

①「銅の原料で、産出はチリ一国に限られる」
誤り。
誤答理由: 銅の原料ではなく、また銅の産出もチリ一国に限られるわけではない。

②「アルミニウムの原料だが、精錬に必要な電力はごくわずかである」
誤り。
誤答理由: アルミニウム精錬は莫大な電力を要し「電気の缶詰」と呼ばれるほどで、電力がわずかという記述は正反対である。

③「アルミニウムの原料で、熱帯・亜熱帯の地域に多く分布し、オーストラリアやギニアが主産国である」
正しい。
正解。ボーキサイトはアルミニウムの原料で、ラトソルの分布する熱帯・亜熱帯に多く、オーストラリア・ギニアなどが主産国である。

④「鉄鋼の原料で、寒帯のツンドラ地域に多く分布する」
誤り。
誤答理由: ボーキサイトは鉄鋼ではなくアルミニウムの原料で、分布も寒帯ではなく熱帯である。

覚えるポイント

  • ボーキサイトは熱帯のラトソル地帯に多い
  • 主産国はオーストラリア・ギニアなど
  • アルミ精錬は大量の電力を使い安価な電力立地(電気の缶詰)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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