TK7-011地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

中国の人口政策と人口動向について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

1979年から進められた一人っ子政策は2015年に廃止されたが、少子高齢化が進み、2023年には人口世界一の座をインドに譲った

この問題のポイント

一人っ子政策の実施期間(1979〜2015年)と、その帰結としての少子高齢化・人口減少、インドとの人口逆転を問う。

解説

中国は人口急増を抑えるため、1979年から夫婦一組の子どもを原則一人に制限する「一人っ子政策」を実施した。この政策で出生率は大きく低下したが、同時に急速な少子高齢化、労働力人口の減少、男女比の偏りといった問題を招いた。
このため政策は2015年に廃止され、二人まで、さらに2021年からは三人まで認める方針に転換されたが、養育費の高さなどから出生数の回復はみられない。中国の総人口は2022年から減少に転じ、2023年にはインドが中国を抜いて人口世界一となった。
豊かになる前に高齢化が進む「未富先老」への懸念や、年金・介護など社会保障の整備が課題となっている。人口を抑えた政策の成功が、次の時代の人口問題を生んだという因果の連鎖が出題の焦点である。

ひっかけポイント
一人っ子政策は「廃止済み」(2015年)であり、継続中とする記述は誤り。人口世界一は2023年からインドで、中国は人口減少局面にある。

選択肢の確認

①「一人っ子政策は現在も継続されており、夫婦がもてる子どもは一人に制限されている」
誤り。
誤答理由: 一人っ子政策は2015年に廃止され、その後は二人、さらに三人まで認められている。継続中ではない。

②「中国の人口は現在も急増を続けており、人口世界一の地位を維持している」
誤り。
誤答理由: 中国の人口は2022年から減少に転じており、人口世界一の地位も2023年にインドに譲った。

③「一人っ子政策の結果、中国では高齢化はまったく進んでいない」
誤り。
誤答理由: 出生率の低下により中国では高齢化が急速に進んでおり、高齢化が進んでいないという記述は誤りである。

④「1979年から進められた一人っ子政策は2015年に廃止されたが、少子高齢化が進み、2023年には人口世界一の座をインドに譲った」
正しい。
正解。一人っ子政策は1979年から2015年まで実施され、少子高齢化が進行し、2023年にインドが中国を抜いて人口世界一となった。

覚えるポイント

  • 一人っ子政策は1979年開始、2015年廃止
  • 中国は少子高齢化が進み2022年から人口減少
  • 2023年にインドが人口世界一となった

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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