TK-D2-01地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(1) 現代世界の地域区分

地域区分についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

地域区分は用いる指標の選び方によって異なり、同じ場所でも気候による区分と言語による区分では異なる地域に属することがある

この問題のポイント

地域区分の考え方を問う。「区分は指標しだいで変わる」という相対性と、等質地域・機能地域という2つの地域概念の区別が判断の軸になる。

解説

地域とは、何らかの指標によって他と区別されるまとまりのある空間である。地域のとらえ方には2つの型がある。
等質地域は、同じ性質が一様に広がる範囲をまとめたものである。ケッペンの気候区、言語圏・宗教圏、稲作地帯などが代表で、「共通の指標で塗り分けた地域」といえる。
機能地域(結節地域)は、中心地とその影響の及ぶ範囲との結び付きでまとめた地域である。大都市の通勤圏や商圏、新聞の配達圏などが代表で、人やモノの流動という機能で結ばれている。
重要なのは、地域区分が用いる指標によって変わる相対的なものだという点である。同じ場所でも、気候で区分すれば乾燥帯に、言語で区分すればアラビア語圏に、経済で区分すれば産油国グループに属する、というように区分は目的に応じて何通りも描ける。世界を州で分ける区分も一つの約束事にすぎない。
地誌学習では、どの指標で引かれた区分かを常に意識することが、地域を多面的に理解する出発点となる。

ひっかけポイント
等質地域と機能地域の定義の入れ替えが最頻出。「気候区=等質地域」「通勤圏=機能地域」という代表例をセットで覚えておけば判別できる。

選択肢の確認

①「地域区分は用いる指標の選び方によって異なり、同じ場所でも気候による区分と言語による区分では異なる地域に属することがある」
正しい。
正解。地域区分は指標の選び方に応じて何通りも描ける相対的なもので、同じ場所でも気候・言語・経済など指標ごとに異なる地域に属しうる。

②「地域区分の方法は世界共通で一通りに定まっており、指標を変えても区分の結果は変わらない」
誤り。
誤答理由: 地域区分は目的と指標によって変わるものであり、世界共通で一通りに定まっているという理解は誤りである。

③「等質地域とは、中心地とその影響が及ぶ範囲との結び付きによってまとめられた地域をいう」
誤り。
誤答理由: 中心地との結び付きでまとめるのは機能地域(結節地域)の定義である。等質地域は同じ性質が一様に広がる範囲を指す。

④「機能地域の代表例は、同じ気候が広がる範囲をまとめた気候区である」
誤り。
誤答理由: 気候区は同じ性質の広がりでまとめた等質地域の代表例である。機能地域の代表は通勤圏や商圏である。

覚えるポイント

  • 地域区分は指標しだいで変わる相対的なもの
  • 等質地域=同じ性質の広がり(気候区・言語圏)
  • 機能地域=中心地との結び付き(通勤圏・商圏)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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