TK7-004地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(1) 現代世界の地域区分

経済発展の水準による世界の地域区分について述べた文として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

先進国が北半球の中高緯度に多く、発展途上国が低緯度側に多いことから、両者の経済格差の問題は南北問題と呼ばれる

この問題のポイント

南北問題という用語の由来(先進国と途上国の分布の緯度差)と、南南問題との区別を問う。

解説

世界の国々は経済発展の水準によって先進国発展途上国に大きく区分される。ヨーロッパ諸国・アメリカ・日本などの先進国は北半球の中高緯度に多く、アフリカ・南アジア・ラテンアメリカなどの途上国は相対的に低緯度側(南寄り)に多い。この分布から、先進国と途上国の経済格差とそれをめぐる諸問題は南北問題と呼ばれる。
一方、途上国の中でも、産油国や工業化に成功した国・地域(アジアNIESなど)と、開発が遅れた後発開発途上国(LDC、アフリカに多い)との間の格差が広がった。この途上国間の格差南南問題と呼ばれ、南北問題と区別される。
経済水準による区分は、一人あたりGNIなどの統計指標を用いて行われるが、国の位置する緯度そのものが原因というわけではない点にも注意したい。

ひっかけポイント
南北問題(先進国と途上国の格差)と南南問題(途上国間の格差)の入れ替えが定番。「南北」は気候の違いではなく分布の傾向を表す呼び名である。

選択肢の確認

①「発展途上国の間で生じた経済格差は、南北問題と呼ばれる」
誤り。
誤答理由: 発展途上国の間の格差は南南問題と呼ばれ、先進国と途上国の格差を指す南北問題とは区別される。

②「先進国が北半球の中高緯度に多く、発展途上国が低緯度側に多いことから、両者の経済格差の問題は南北問題と呼ばれる」
正しい。
正解。先進国が北半球中高緯度に、途上国が低緯度側に多く分布することから、両者の経済格差の問題は南北問題と呼ばれる。

③「先進国はすべて南半球に位置しているため、経済格差の問題は南北問題と呼ばれる」
誤り。
誤答理由: 先進国はむしろ北半球に多い。ヨーロッパ・北アメリカ・日本など主要な先進国の分布を考えれば明らかである。

④「南北問題とは、南半球と北半球の気候の違いによって生じる農業の差を指す用語である」
誤り。
誤答理由: 南北問題は気候の違いではなく、先進国と発展途上国の間の経済格差とそれをめぐる諸問題を指す用語である。

覚えるポイント

  • 南北問題は先進国と発展途上国の経済格差の問題
  • 先進国は北半球中高緯度に多く、途上国は低緯度側に多い
  • 途上国間の格差は南南問題と呼ぶ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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