TK7-001地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(1) 現代世界の地域区分

地域区分に用いられる「等質地域」と「機能地域」の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

等質地域は気候区や農業地域のように共通の性質をもつ範囲であり、機能地域は都市圏のように中心地との結び付きによって捉えられる範囲である

この問題のポイント

地域を捉える二つの基本概念の区別を問う。「共通の性質か、中心地との結び付きか」が判断の軸になる。

解説

地域とは、何らかの指標によって他と区別されるひとまとまりの空間である。その捉え方には大きく二つある。
第一が等質地域(同質地域)で、気候・地形・言語・農業形態など、ある指標について共通の性質をもつ範囲をひとまとまりとするものである。ケッペンの気候区や稲作地域・小麦地域といった農業地域区分が代表例である。
第二が機能地域(結節地域)で、中心地とその影響が及ぶ範囲の結び付きによって捉えられる地域である。大都市への通勤圏、商圏、都市圏などが代表例で、中心と周辺が交通や通信の流れで結ばれている点に特徴がある。
同じ場所でも、気候でみるか都市との結び付きでみるかによって所属する地域は異なる。地域区分は目的に応じて指標を選んで行うものであることを押さえたい。

ひっかけポイント
等質地域と機能地域の定義の入れ替えが定番。「通勤圏・商圏・都市圏」が出てきたら機能地域、「気候区・植生・農業地域」なら等質地域と判断する。

選択肢の確認

①「等質地域は気候区や農業地域のように共通の性質をもつ範囲であり、機能地域は都市圏のように中心地との結び付きによって捉えられる範囲である」
正しい。
正解。等質地域は気候区や農業地域のように共通の性質でまとめた範囲、機能地域は都市圏や通勤圏のように中心地との結び付きで捉えた範囲である。

②「等質地域は通勤圏のように中心地との結び付きで捉えられる範囲であり、機能地域は共通の気候をもつ範囲である」
誤り。
誤答理由: 定義が逆である。通勤圏のように中心地との結び付きで捉えるのは機能地域、共通の気候などの性質でまとめるのが等質地域である。

③「機能地域は自然環境の指標だけで区分される地域であり、人間の活動は考慮されない」
誤り。
誤答理由: 機能地域は人や物の流れという人間活動の結び付きで捉える地域であり、自然環境の指標だけで区分されるものではない。

④「等質地域と機能地域は同じ概念の言い換えであり、両者を区別する意味はない」
誤り。
誤答理由: 等質地域と機能地域は地域の捉え方が本質的に異なる別の概念であり、区別して使い分けることに意味がある。

覚えるポイント

  • 等質地域は共通の性質(気候区・農業地域など)でまとめた範囲
  • 機能地域は中心地との結び付き(都市圏・通勤圏など)で捉えた範囲
  • 指標や目的によって地域の範囲は変わる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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