TK8-009地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

イギリス南部からドイツ西部・イタリア北部にかけて連なるヨーロッパの経済的中軸地帯の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

人口・工業・金融機能が集中する地帯で、その形から青いバナナと呼ばれる

この問題のポイント

ヨーロッパの経済的中軸「青いバナナ」の位置と性格を問う。ロンドンからミラノへ弧を描く集積地帯というイメージが判断軸。

解説

青いバナナ(ブルーバナナ)は、イギリス南部(ロンドン)からベネルクス3国、ドイツ西部(ルール・ライン地方)、スイスを経てイタリア北部(ミラノ)に至る、バナナのような弧状の地帯を指す呼び名である。
この地帯には、ヨーロッパの
人口・工業・金融・研究開発機能
が集中する。ロンドンとフランクフルトは国際金融の中心、ロッテルダムは
ユーロポート
を擁するヨーロッパ最大の貿易港、ルール地方は伝統的工業地域から先端産業への転換地域、イタリア北部はミラノ・トリノの工業地帯である。ライン川の水運と高速道路・高速鉄道網が地帯を結び付けている。
近年は、フランス南部からイタリア北部の地中海沿岸に、先端技術産業や観光が成長するヨーロッパのサンベルトと呼ばれる地帯も注目され、トゥールーズの航空機産業やソフィア・アンティポリスの研究学園都市が代表例である。経済の中軸の位置を地図上で答えさせる出題が多い。

ひっかけポイント
青いバナナは西ヨーロッパの中軸で、東端の資源地帯や農業地帯ではない。地中海沿岸のサンベルトとの区別も問われる。

選択肢の確認

①「農業だけが行われる人口希薄な地帯である」
誤り。
誤答理由: 青いバナナは人口と産業が最も集中する地帯で、人口希薄な農業地帯という説明は正反対である。

②「ヨーロッパの最東端に位置する資源産出地帯である」
誤り。
誤答理由: 位置は西ヨーロッパの中央部で、最東端ではない。資源産出ではなく工業・金融の集積が特徴である。

③「砂漠が広がるため開発が困難な地帯である」
誤り。
誤答理由: 西ヨーロッパに砂漠は存在せず、開発困難どころか最も開発の進んだ地帯である。

④「人口・工業・金融機能が集中する地帯で、その形から青いバナナと呼ばれる」
正しい。
正解。ロンドンからルール地方を経てミラノへ弧を描く経済的中軸で、人口・工業・金融が集中し青いバナナと呼ばれる。

覚えるポイント

  • 青いバナナ=ロンドンからミラノへの弧状の経済中軸
  • 人口・工業・金融が集中、ライン川水運が軸
  • 南のヨーロッパ版サンベルト(トゥールーズなど)も成長

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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