KZ-R6TB-10地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 追試験(地理B)

図が題材とする南アメリカの経済的な結び付きに関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R6TB-10の問題図版
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正解: 3

正解

南アメリカではブラジルやアルゼンチンなどがMERCOSURを結成して域内の貿易自由化を進めており、内陸国のボリビアは天然ガスを隣国へ輸出するなど域内との結び付きが強い

この問題のポイント

南アメリカの地域経済統合(MERCOSUR)と、ボリビアの内陸国という地理的条件の知識を問う。

解説

MERCOSUR(南米南部共同市場)は、1995年に発足した南アメリカの関税同盟で、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイを中心とする。域内の関税撤廃と域外への共通関税を柱とし、自動車部品の相互供給など域内分業を育ててきた。南米諸国の貿易で「自国以外の南アメリカ」の割合が一定の厚みを持つ背景には、この枠組みがある。
ボリビアは、19世紀の戦争で太平洋岸の領土を失って以来の内陸国であり、外洋への直接の出口を持たない。このため貿易は隣国経由とならざるを得ず、輸出の柱である天然ガスもパイプラインでブラジル・アルゼンチンへ送られている。地理的制約が貿易構造を規定する典型例である。
なお、北アメリカ3か国の協定はUSMCA(旧NAFTA)であり、MERCOSURとは別の枠組みである。地域統合はEU・ASEAN・USMCAなどと並べて、加盟国と統合の深さを比較して整理しておきたい。

ひっかけポイント
MERCOSUR(南米)とUSMCA(北米)の取り違えが定番。ボリビアが内陸国であるという基本の位置知識も問われやすい。

選択肢の確認

①「ボリビアは太平洋と大西洋の両方に面した海洋国である」
誤り。
誤答理由: ボリビアは19世紀に太平洋岸の領土を失った内陸国であり、海洋国という記述は誤りである。

②「コロンビアは、アメリカ合衆国との貿易をまったく行っていない」
誤り。
誤答理由: コロンビアにとってアメリカ合衆国は最大の貿易相手であり、まったく行っていないという記述は正反対である。

③「南アメリカではブラジルやアルゼンチンなどがMERCOSURを結成して域内の貿易自由化を進めており、内陸国のボリビアは天然ガスを隣国へ輸出するなど域内との結び付きが強い」
正しい。
正解。ブラジル・アルゼンチンなどはMERCOSURで域内の貿易自由化を進め、内陸国ボリビアは天然ガスの隣国向け輸出で域内依存が強い。

④「MERCOSURは、北アメリカの3か国が結成した協定である」
誤り。
誤答理由: 北アメリカ3か国の協定はUSMCA(旧NAFTA)である。MERCOSURは南アメリカの枠組みで、地域の取り違えである。

覚えるポイント

  • MERCOSURはブラジル・アルゼンチン中心の関税同盟
  • ボリビアは内陸国で、天然ガスを隣国へパイプライン輸出
  • 地域統合はEU・ASEAN・USMCAと比較して整理する

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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