KZ-R6TB-08|地理総合・地理探究 対策問題
図が題材とする南アメリカ諸国と日本の貿易に関する知識として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 4
正解
チリは銅鉱の産出が世界一であり、日本は銅鉱の多くをチリなど南アメリカの国々から輸入している
この問題のポイント
南アメリカ諸国の輸出品目と日本との貿易関係の知識を問う。資源・食料の供給地としての南米の役割が軸。
解説
南アメリカ諸国は、鉱産資源と農畜産物という一次産品の世界的な供給地であり、日本にとって重要な輸入相手である。
チリは、アンデス山脈の変動帯に形成された銅鉱床に恵まれ、銅鉱の産出量世界一を長く維持している。チュキカマタなどの巨大な露天掘り鉱山が知られ、日本は銅鉱(銅精鉱)の多くをチリから輸入している。近年はサケ・マスの養殖やワイン・果実の輸出でも存在感が大きい。
ブラジルは、鉄鉱石のほか、大豆・コーヒー・鶏肉・オレンジ果汁などの農畜産物を世界中へ輸出する農業大国であり、日本へも鉄鉱石や鶏肉などを供給している。ペルーは銅や亜鉛などの鉱産資源、エクアドルはバナナやエビの輸出で知られる。
このように南米から日本への輸出は資源・食料が中心であり、工業製品中心の東アジア域内の貿易とは対照的な、垂直的な貿易構造を示している。
ひっかけポイント
チリ=銅という対応は統計問題の最頻出事項。南米諸国の対日輸出を工業製品とする記述は貿易構造の理解を試す引っかけである。
選択肢の確認
①「チリの主要な輸出品は米と小麦である」
❌ 誤り。
誤答理由: チリの輸出の柱は銅などの鉱産資源や魚介類・果実であり、米と小麦ではない。
②「ブラジルから日本への輸出品に、鉄鉱石や鶏肉などの一次産品は含まれていない」
❌ 誤り。
誤答理由: ブラジルは鉄鉱石や鶏肉・大豆などを日本へ輸出しており、含まれないという記述は事実に反する。
③「南アメリカの国々は、日本へ工業製品のみを輸出している」
❌ 誤り。
誤答理由: 南アメリカから日本への輸出は鉱産資源や食料など一次産品が中心であり、工業製品のみという記述は正反対である。
④「チリは銅鉱の産出が世界一であり、日本は銅鉱の多くをチリなど南アメリカの国々から輸入している」
✅ 正しい。
正解。チリは銅鉱の産出世界一で、日本は銅鉱の多くをチリなどから輸入している。サケ・マス養殖や果実の輸出でも知られる。
覚えるポイント
- チリは銅鉱産出世界一、日本の主要な銅の輸入先
- ブラジルは鉄鉱石・大豆・鶏肉などの輸出大国
- 南米から日本への輸出は一次産品が中心
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。