TK8-028地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アメリカ合衆国のサンベルトの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

北緯37度以南の温暖な地域で、1970年代以降に先端技術産業などが成長した

この問題のポイント

サンベルトの位置と性格を問う。北緯37度以南という範囲と、新興産業地域という性格の組み合わせが判断の軸。

解説

サンベルトは、アメリカ合衆国の北緯37度以南に広がる温暖な地域の呼び名である。カリフォルニア州からアリゾナ・テキサス・ジョージア・フロリダ州にかけての一帯を指す。
1970年代以降、安価で広い土地、温暖な気候、労働組合の組織率の低さ、州の優遇政策などを背景に、企業と人口が北部から流入した。エレクトロニクス・航空宇宙・石油化学などの成長産業が立地し、シリコンヴァレー(カリフォルニア州)、テキサス州のヒューストン(宇宙・石油化学)やダラス、ジョージア州のアトランタなどが成長の核となった。
対照的に、五大湖沿岸の伝統的重工業地帯は、鉄鋼・自動車産業の衰退により**ラストベルト(さびついた工業地帯)**やスノーベルト、フロストベルトと呼ばれ、人口流出に悩んできた。
「北から南への産業と人口の移動」はアメリカの経済地理の基本構図であり、都市名と産業の対応を含めて頻出である。

ひっかけポイント
五大湖沿岸の重工業地帯はラストベルトで、サンベルトとは対の関係。「37度以南」という緯度の基準も入れ替えに注意。

選択肢の確認

①「アラスカ州の油田地帯を指す言葉である」
誤り。
誤答理由: アラスカの油田地帯はサンベルトとは無関係で、位置も性格も異なる。

②「北緯37度以北の寒冷な地域で、農業だけが行われている」
誤り。
誤答理由: サンベルトは37度以南の温暖な地域で、以北・寒冷という説明は逆である。

③「北緯37度以南の温暖な地域で、1970年代以降に先端技術産業などが成長した」
正しい。
正解。サンベルトは北緯37度以南の温暖な地域で、1970年代以降に先端技術・航空宇宙・石油化学などが成長した。

④「五大湖沿岸の伝統的な重工業地帯を指す言葉である」
誤り。
誤答理由: 五大湖沿岸の伝統的重工業地帯はラストベルト(スノーベルト)と呼ばれ、サンベルトとは対の地域である。

覚えるポイント

  • サンベルト=北緯37度以南、1970年代以降成長
  • 先端技術・航空宇宙・石油化学が立地
  • 五大湖沿岸のラストベルトと対比で覚える

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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