TK8-029地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

サンフランシスコ郊外のシリコンヴァレーの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

大学や研究機関を核に情報通信技術産業の企業が集積し、世界中から高度な人材が集まる地域である

この問題のポイント

シリコンヴァレーの立地要因と性格を問う。大学を核とした知識集積と、世界からの人材流入という2点が判断の軸。

解説

シリコンヴァレーは、カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のサンノゼ周辺に広がる、世界最大の情報通信技術(ICT)産業の集積地である。名称は半導体材料のケイ素(シリコン)に由来する。
発展の核となったのはスタンフォード大学などの研究機関である。大学発の技術と人材、リスクの高い新興企業に出資するベンチャーキャピタルの存在、企業間の活発な人材移動と情報交換という環境が、半導体からコンピュータ、インターネット、AIへと続く技術革新を生み続けてきた。
もう一つの特徴が、世界中からの高度人材の流入である。インド系・中国系をはじめ外国出身の技術者・起業家の比率が極めて高く、アメリカの頭脳流入(他国から見れば頭脳流出)の象徴となっている。
知識・研究開発型の産業は、原料や港ではなく大学・人材・資金のある場所に集積するという、現代の工業立地の典型例として出題される。

ひっかけポイント
鉄鋼・石炭の重工業地帯(ピッツバーグなど)とは立地要因が全く異なる。位置は西海岸で、東海岸の金融街ウォール街と混同しない。

選択肢の確認

①「アメリカ東海岸のニューヨーク郊外に位置する金融街である」
誤り。
誤答理由: 位置はカリフォルニア州の西海岸で、ニューヨーク郊外の金融街という説明は誤り。

②「大学や研究機関を核に情報通信技術産業の企業が集積し、世界中から高度な人材が集まる地域である」
正しい。
正解。シリコンヴァレーはスタンフォード大学などを核にICT企業が集積し、世界中から高度人材が集まる地域である。

③「鉄鋼業と石炭産業だけが立地する伝統的な重工業地域である」
誤り。
誤答理由: 鉄鋼・石炭の重工業はピッツバーグなど五大湖沿岸の特徴で、シリコンヴァレーは知識集積型の地域である。

④「農業のみが行われ、工業は立地していない地域である」
誤り。
誤答理由: シリコンヴァレーは世界最大のICT産業集積地で、農業のみという説明は誤りである。

覚えるポイント

  • シリコンヴァレー=サンノゼ周辺のICT産業集積地
  • スタンフォード大学とベンチャーキャピタルが発展の核
  • 世界からの高度人材が支える知識集積型の立地

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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