TK8-025|地理総合・地理探究 対策問題
アメリカ合衆国の農業の特色である適地適作の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
自然条件に応じて、五大湖周辺は酪農、中西部はとうもろこし、南部は綿花のように地域ごとに適した農業が行われている
この問題のポイント
適地適作の意味と農業地域の対応を問う。気候・土壌に応じた地帯別の専門化という農業配置の原理が判断の軸。
解説
適地適作とは、その土地の気候・土壌などの自然条件に最も適した作物を選んで栽培することである。アメリカの農業は、この原理に基づいて地域ごとに専門化した農業地帯を形成してきた。
冷涼な五大湖周辺・北東部は酪農地帯、その南の中西部はとうもろこし・大豆のコーンベルトで、豚・肉牛の飼育と結合している。プレーリーからグレートプレーンズは小麦地帯(カンザスの冬小麦、ノースダコタの春小麦)、温暖な南部は伝統的な綿花地帯(コットンベルト)で、現在の綿花栽培は灌漑を利用するテキサスなどへ西に移っている。地中海性気候のカリフォルニアでは果実・野菜の栽培が盛んである。
経営は大型機械を使う企業的農業で、労働生産性が極めて高く、農産物は大量に輸出され「世界の食料庫」と呼ばれる。種子・農薬から流通・加工までをアグリビジネス企業(穀物メジャーを含む)が握る点も特色である。
ひっかけポイント
適地適作は「地域ごとの専門化」で、どこでも同じ作物を作ることの逆。各ベルトと作物の対応(酪農・とうもろこし・小麦・綿花)を地図で確認。
選択肢の確認
①「アメリカの農業は自給的で、生産物が輸出されることはない」
❌ 誤り。
誤答理由: アメリカは世界最大級の農産物輸出国で「世界の食料庫」と呼ばれ、自給的という説明は誤り。
②「自然条件に応じて、五大湖周辺は酪農、中西部はとうもろこし、南部は綿花のように地域ごとに適した農業が行われている」
✅ 正しい。
正解。適地適作は自然条件に適した作物を選ぶことで、酪農帯・コーンベルト・綿花地帯など地域別の専門化を生んだ。
③「全国どこでも同じ作物を栽培することを適地適作という」
❌ 誤り。
誤答理由: 適地適作は地域ごとに異なる作物を選ぶことで、全国で同じ作物を作ることの反対である。
④「適地適作とは、都市の中心部でのみ農業を行うことである」
❌ 誤り。
誤答理由: 都心での農業という意味ではなく、気候・土壌に応じた作物選択の原則である。
覚えるポイント
- 適地適作=自然条件に合わせた地域別専門化
- 五大湖=酪農、中西部=コーンベルト、南部=綿花
- 企業的農業とアグリビジネスで世界の食料庫に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。