TK2-B07地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

乾燥帯の気候区についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

ステップ気候(BS)は砂漠気候(BW)の周辺に分布する短草草原の気候で、ウクライナなどには肥沃な黒色土チェルノーゼムが分布する

この問題のポイント

乾燥帯内部のBWとBSの関係を問う。「BSはBWより降水がやや多い短草草原」「チェルノーゼム=世界的な穀倉」という対応がわかれば解ける。

解説

乾燥帯(B)は降水量によって2つの気候区に分かれる。
砂漠気候(BW)は蒸発量が降水量を大きく上回り、植生がほとんどみられない。オアシスや外来河川の周辺でのみ農業が可能である。
ステップ気候(BS)は砂漠の周辺に分布し、わずかな雨季があるため丈の短い草原(ステップ)が広がる。降水量はBWより多く、樹林気候よりは少ない中間の気候である。
土壌の対比が重要である。中央アジアやモンゴルのステップでは伝統的に
遊牧
が営まれてきた。一方、ウクライナから西シベリア南部にかけてのステップには、枯れた草が腐植として蓄積した
肥沃な黒色土チェルノーゼム
が分布し、世界有数の
小麦地帯(穀倉地帯)となっている。北アメリカのプレーリー土、アルゼンチンのパンパの土壌も同様に肥沃である。
ただしステップの耕地は降水の変動に弱く、過耕作・過放牧は
砂漠化
を招く。サハラ南縁の
サヘル
では砂漠化が深刻な問題となっている。

ひっかけポイント
BSとBWの降水量の大小の逆転が定番。またステップの土壌は「黒くて肥沃」なチェルノーゼムが代表で、熱帯のやせた赤色土(ラトソル)と混同させる選択肢に注意。

選択肢の確認

①「ステップ気候の土壌はすべて、農業に全く適さないやせた赤色土である」
誤り。
誤答理由: ウクライナや北アメリカのステップには肥沃な黒色土が分布し穀倉地帯となっている。すべてやせた赤色土という説明は誤りである。

②「ステップ気候(BS)は砂漠気候(BW)の周辺に分布する短草草原の気候で、ウクライナなどには肥沃な黒色土チェルノーゼムが分布する」
正しい。
正解。BSは砂漠周辺の短草草原(ステップ)の気候で、ウクライナ周辺には肥沃な黒色土チェルノーゼムが分布し世界的な小麦地帯となっている。

③「ステップ気候(BS)は砂漠気候(BW)よりも降水量が少ない気候区である」
誤り。
誤答理由: 降水量の大小が逆である。BSはBWよりも降水がやや多いため、短い草の草原が成立する。

④「砂漠気候(BW)の地域には、丈の長い草原が一面に広がっている」
誤り。
誤答理由: 砂漠気候(BW)は植生がほとんどみられない気候区である。丈の長い草原はサバナ(Aw)の景観である。

覚えるポイント

  • BS=砂漠周辺の短草草原、BWより降水が多い
  • チェルノーゼム=ウクライナ周辺の肥沃な黒色土・小麦地帯
  • 過耕作・過放牧による砂漠化(サヘル)が課題

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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