TK-A2-03地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

乾燥帯の砂漠の成因についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

回帰線付近の砂漠は、亜熱帯高圧帯の下降気流により年間を通じて降水が少ないことで形成される

この問題のポイント

砂漠の成因の類型を問う。「亜熱帯高圧帯」「隔海度(内陸)」「寒流沿岸」「山脈の風下」という4つの成因を区別できるかが鍵。

解説

**乾燥帯(B)**は降水量が蒸発量を下回る気候帯で、世界の陸地の約4分の1を占める。砂漠の成因は主に4つある。

  • 亜熱帯高圧帯型:緯度20〜30度の回帰線付近では、赤道で上昇した大気が下降する亜熱帯高圧帯に覆われ、年中降水が少ない。サハラ砂漠やアラビア半島の砂漠、オーストラリアの砂漠が代表である
  • 内陸型:海から遠い(隔海度が大きい)ため湿った空気が届かない。中央アジアのゴビ砂漠・タクラマカン砂漠が代表である
  • 寒流沿岸型:沿岸を流れる寒流の上で大気が冷やされて安定し、上昇気流が起こりにくい。ペルー海流沿いのアタカマ砂漠、ベンゲラ海流沿いのナミブ砂漠が代表である
  • 雨陰型:山脈の風下側で乾いた風が吹き下りる。パタゴニアが代表である
    赤道直下はむしろ上昇気流が活発で多雨となるため、砂漠はほとんど形成されない。

ひっかけポイント
赤道直下=多雨、回帰線付近=乾燥という緯度帯の対応が基本。寒流沿岸のアタカマ・ナミブは「海のそばなのに砂漠」という意外性がよく問われる。

選択肢の確認

①「寒流が流れる大陸西岸の沿岸部に、砂漠が形成されることはない」
誤り。
誤答理由: 寒流沿岸では大気が安定して砂漠が形成される。アタカマ砂漠やナミブ砂漠が寒流沿岸砂漠の代表例である。

②「回帰線付近の砂漠は、亜熱帯高圧帯の下降気流により年間を通じて降水が少ないことで形成される」
正しい。
正解。回帰線付近は亜熱帯高圧帯の下降気流に覆われ年中降水が少ないため、サハラ砂漠など世界の大砂漠が形成されている。

③「赤道直下は上昇気流が発生しないため、世界で最も砂漠が多い地域となっている」
誤り。
誤答理由: 赤道直下は上昇気流が活発な赤道低圧帯にあたり多雨で、熱帯雨林が広がる。砂漠が多いという説明は正反対である。

④「中央アジアの砂漠は、海からの湿った風が常に吹き込むことによって形成された」
誤り。
誤答理由: 中央アジアの砂漠は海から遠く湿った空気が届かない内陸型(隔海度が大きい)の砂漠であり、湿った風が吹き込むという成因は誤り。

覚えるポイント

  • 回帰線付近の砂漠=亜熱帯高圧帯の下降気流が成因
  • 内陸型(ゴビ)・寒流沿岸型(アタカマ・ナミブ)・雨陰型もある
  • 赤道直下は上昇気流で多雨、砂漠はできにくい

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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