TK2-B08地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

温暖冬季少雨気候(Cw)と地中海性気候(Cs)の比較として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

Cwは季節風の影響で夏に降水が集中して冬に乾燥し、Csは夏に乾燥して冬に降水がみられるという正反対の降水パターンを示す

この問題のポイント

CwとCsの降水の季節配分の対比を問う。「w=冬乾燥(夏雨)」「s=夏乾燥(冬雨)」という記号の意味がわかれば解ける。

解説

温帯(C)の気候区は、降水の季節配分を示す小文字によって区別される。wは冬に乾燥sは夏に乾燥、fは年中湿潤を意味する。
温暖冬季少雨気候(Cw)は、夏に降水が集中し、冬に乾燥する気候である。主に大陸東岸の季節風(モンスーン)地域に分布し、夏の海洋からの湿った季節風が雨をもたらす。中国南部の華南、インド北部、アフリカや南アメリカの高原部が代表で、ホンコンやチンタオ周辺などが該当する。夏の高温多雨を生かして米や茶の栽培が盛んである。
地中海性気候(Cs)は、夏に亜熱帯高圧帯に覆われて乾燥し、冬に偏西風と低気圧が降水をもたらす気候である。大陸西岸の緯度30〜45度に分布し、地中海沿岸、カリフォルニア、チリ中部などが代表である。
両者は降水の季節が
正反対
であり、雨温図の判別では「雨のピークが夏ならCw、冬ならCs」と読み分ける。

ひっかけポイント
wとsの記号の意味の取り違えが最頻出。「w=冬乾燥だから夏雨」「s=夏乾燥だから冬雨」と記号から機械的に導けるようにする。Cwは東岸・季節風、Csは西岸という分布の違いも重要。

選択肢の確認

①「Cwは季節風の影響で夏に降水が集中して冬に乾燥し、Csは夏に乾燥して冬に降水がみられるという正反対の降水パターンを示す」
正しい。
正解。Cwは季節風による夏雨・冬乾燥、Csは亜熱帯高圧帯による夏乾燥・冬雨であり、降水の季節配分が正反対である。

②「CwもCsも、どちらも夏に乾燥して冬に降水が集中する気候である」
誤り。
誤答理由: 夏に乾燥するのはCsのみである。Cwは夏に降水が集中する気候であり、両方夏乾燥という説明は誤りである。

③「Csは大陸東岸の季節風地域に典型的に分布する気候区である」
誤り。
誤答理由: Csは地中海沿岸など大陸西岸に分布する。大陸東岸の季節風地域に分布するのはCwやCfaである。

④「Cwの小文字wは、夏に乾燥することを意味する記号である」
誤り。
誤答理由: 小文字wは冬の乾燥を意味する記号である。夏の乾燥を表すのはsであり、記号の意味を取り違えている。

覚えるポイント

  • Cw=夏雨・冬乾燥、大陸東岸の季節風地域(華南など)
  • Cs=夏乾燥・冬雨、大陸西岸(地中海沿岸など)
  • 記号w・s・fの意味を軸に雨温図を判別する

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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