TK9-045|地理総合・地理探究 対策問題
インダス川の灌漑に依存して綿花と小麦を栽培し、国民のほとんどがイスラム教を信仰し、人口約2.4億人で世界5位である国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
パキスタン
この問題のポイント
河川と農業・宗教・人口規模の組合せから南アジアの国を特定する。「インダス川+綿花+イスラム」のセットが決め手。
解説
パキスタンは国土の大部分が乾燥帯(BW・BS)に属し、農業はインダス川の水を利用した灌漑に全面的に依存する。世界最大級の灌漑網が整備されたパンジャブ地方を中心に、綿花と小麦が栽培され、綿工業が主要な輸出産業となっている。
宗教は国民のほとんどがイスラム教徒である。1947年のイギリス領インドからの独立に際し、ヒンドゥー教徒中心のインドとイスラム教徒中心のパキスタンに分離した歴史があり、カシミール地方の帰属をめぐる対立が続く。人口は約2.4億人で世界5位に達する。
消去の確認として、インドはヒンドゥー教徒が多数。バングラデシュは同じイスラム国だがガンジスデルタの湿潤地域で、輸出は衣類中心、主作物は米とジュートである。アフガニスタンは内陸の山岳国で人口約4000万。**「乾燥・綿花のパキスタン、湿潤・米のバングラデシュ」**という対比で覚える。
ひっかけポイント
同じイスラム国のパキスタンとバングラデシュの対比が最頻出。乾燥+綿花+インダス川か、湿潤+米・衣類+デルタかで判別する。
選択肢の確認
①「バングラデシュ」
❌ 誤り。
誤答理由: バングラデシュは同じイスラム国だが、湿潤なガンジスデルタで米とジュートを栽培し、乾燥地の綿花・インダス川という条件に合わない。
②「アフガニスタン」
❌ 誤り。
誤答理由: アフガニスタンは人口約4000万の内陸山岳国で、人口世界5位・インダス川の大灌漑地帯という条件に合わない。
③「パキスタン」
✅ 正しい。
正解。インダス川の灌漑による綿花・小麦栽培、イスラム教徒がほとんど、人口約2.4億で世界5位という組合せはパキスタンである。
④「インド」
❌ 誤り。
誤答理由: インドはヒンドゥー教徒が多数の人口世界一の国であり、イスラム教徒がほとんどという条件に合わない。
覚えるポイント
- パキスタンはインダス川灌漑で綿花・小麦を栽培
- イスラム教徒がほとんどで人口約2.4億(世界5位)
- 湿潤なバングラデシュとの対比で判別する
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。