KZ-R6TB-01|地理総合・地理探究 対策問題
図は、2つの海域の範囲について1月と7月の風向と風速の分布を示したものである(矢印の長さは風速を示す)。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
一方の範囲では1月と7月とで風向がほぼ逆転しているのに対し、他方の範囲では季節によらず同じ向きの風が卓越しており、季節風の海域と貿易風の海域の違いが読み取れる
この問題のポイント
風の分布図から、季節で反転する風(季節風)と年中一定の風(貿易風)を見分ける問題。
解説
海上の風は、海域によって性格がはっきり分かれる。
図の一方の範囲では、1月と7月の矢印の向きがほぼ正反対になっている。これは、大陸と海洋の気圧配置が季節で入れ替わることで生じる季節風(モンスーン)の海域の特徴である。北インド洋がその典型で、夏は南西風、冬は北東風が卓越し、古くから帆船による交易もこの風の反転を利用して行われた。
もう一方の範囲では、1月も7月も同じ東寄りの向きの矢印が並ぶ。これは、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ向かって年間を通じて吹く貿易風の海域である。太平洋の低緯度の海上では、季節によらず安定した東風が吹き続ける。
なお、図では矢印の長さが風速を表しており、風向だけでなく風の強さの分布も読み取れる。同じ低緯度の海でも、風の仕組みがまったく異なることをこの図は示している。
ひっかけポイント
「低緯度の風=すべて貿易風」ではない。北インド洋のように季節風が卓越して風向が反転する海域があることが、この図の核心である。
選択肢の確認
①「どちらの範囲でも、1月と7月とで風向が完全に逆転している」
❌ 誤り。
誤答理由: 風向が逆転するのは一方の範囲だけで、他方は季節によらず同じ向きである。どちらもという読みは誤りである。
②「この図からは風速の強弱を読み取ることはできない」
❌ 誤り。
誤答理由: 図では矢印の長さが風速を表すと示されており、風速の強弱も読み取れる。
③「一方の範囲では1月と7月とで風向がほぼ逆転しているのに対し、他方の範囲では季節によらず同じ向きの風が卓越しており、季節風の海域と貿易風の海域の違いが読み取れる」
✅ 正しい。
正解。一方の範囲は1月と7月で矢印がほぼ逆向きになる季節風の海域、他方は年中同じ東寄りの風が卓越する貿易風の海域である。
④「どちらの範囲でも、風向は一年を通じてまったく変わらない」
❌ 誤り。
誤答理由: 一方の範囲では1月と7月の風向がほぼ反転しており、まったく変わらないという読みは図と矛盾する。
覚えるポイント
- 季節風の海域は1月と7月で風向がほぼ逆転する
- 貿易風は年中同じ東寄りの風
- 北インド洋=季節風、太平洋低緯度=貿易風が典型
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。