KZ-R8H-03|地理総合・地理探究 対策問題
図は、アジア周辺で家畜(x・y・ヤギ、xとyは牛と羊のいずれか)が一定密度以上で存在する場所の分布を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1
正解
xは降水量の多い南アジアや中国南部・東部に、yはモンゴルなど北方の乾燥・半乾燥地域に分布が集中しており、xが牛、yが羊と考えられる
この問題のポイント
家畜の分布図を降水量・植生の地域差と結び付けて判読する問題。牛=湿潤、羊・ヤギ=乾燥という対応が軸になる。
解説
家畜の分布は、飼料となる草や水の得やすさ、つまり気候条件に強く規定される。
牛は多くの水と牧草を必要とするため、降水量の多い湿潤地域に適する。図のxは、モンスーンの影響で降水が多い南アジア(インド周辺)や中国南部・東部に密集しており、水田地帯の水牛も含む牛の分布と判断できる。インドはヒンドゥー教で牛が神聖視されることもあり、世界有数の牛の飼育国である。
一方、羊は乾燥に比較的強く、草丈の短いステップでも飼育できる。yはモンゴルから中国北部・西部にかけての乾燥・半乾燥地域に分布が集中しており、羊と判断できる。
ヤギはさらに粗食に耐え、乾燥地域や山がちな土地でも飼われるため、その分布も内陸の乾燥地域に広がっている。
ひっかけポイント
xとyの取り違えを誘う出題。「牛=湿潤な農耕地域、羊・ヤギ=乾燥した草原」という気候との対応で機械的に判定できる。
選択肢の確認
①「xは降水量の多い南アジアや中国南部・東部に、yはモンゴルなど北方の乾燥・半乾燥地域に分布が集中しており、xが牛、yが羊と考えられる」
✅ 正しい。
正解。xは湿潤な南アジア・中国南部・東部に、yはモンゴルなど乾燥・半乾燥地域に密集しており、牛=湿潤、羊=乾燥という家畜の適地と一致する。
②「xはモンゴルの草原に分布が集中しており、乾燥に強い羊と考えられる」
❌ 誤り。
誤答理由: モンゴルの草原に集中しているのはyの方である。xは降水量の多い地域に分布しており、乾燥に強い羊の分布とは読めない。
③「ヤギの分布は湿潤な東南アジアの島々のみに限られている」
❌ 誤り。
誤答理由: ヤギの分布図は内陸の乾燥地域に広がっており、湿潤な東南アジアの島々に限られてはいない。
④「3枚の図の分布はほぼ完全に一致しており、家畜による違いは読み取れない」
❌ 誤り。
誤答理由: 3枚の図の分布は明確に異なり、xは湿潤地域、yとヤギは乾燥地域に偏る。違いが読み取れないという記述は図と矛盾する。
覚えるポイント
- 牛(水牛含む)は湿潤な南アジア・中国南部に多い
- 羊・ヤギは乾燥・半乾燥のステップ地帯に多い
- 家畜分布は降水量と植生から判読する
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。