KZ-R8H-02地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 本試験

資料が示すアンデス山脈の高地における農牧業と生活の知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R8H-02の問題図版
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正解: 2

正解

アンデス高地では標高に応じて栽培作物が変わり、低い所ではトウモロコシ、高い所ではジャガイモの栽培やリャマ・アルパカの放牧が行われる

この問題のポイント

アンデス高地の垂直的な土地利用と、原産作物・家畜の知識を問う。標高によって生活が変わる仕組みが判断の軸になる。

解説

アンデス山脈の低緯度地域では、標高によって気温が変わるため、標高帯ごとに異なる土地利用がみられる。これを垂直的な土地利用という。
おおまかには、低地では熱帯性の作物、中腹の温和な標高帯ではトウモロコシや小麦、さらに高い冷涼な標高帯ではジャガイモが栽培され、耕作の限界を超える高地ではリャマ・アルパカの放牧が行われる。
ジャガイモもトウモロコシもアメリカ大陸原産の作物であり、大航海時代以降にヨーロッパへ伝わって世界に広まった。ジャガイモは冷涼でやせた土地でも育つため、アンデス高地の主食として古くから利用され、凍結乾燥させた保存食も作られてきた。
また、低緯度の高地は一年中春のように過ごしやすいため、ラパスやキトのように標高2,800〜4,000m級の高山都市が発達している点も特徴である。

ひっかけポイント
ジャガイモ・トウモロコシの原産地をヨーロッパと入れ替える誤りが定番。またリャマ・アルパカはアンデス原産で、中央アジアの家畜(羊・ヤギ・ラクダ)と混同しない。

選択肢の確認

①「アンデスの高地は低地よりも気温が高いため、暑さを避けて都市は海岸部の低地のみに発達した」
誤り。
誤答理由: 低緯度の高地は低地より涼しく過ごしやすいため、ラパスやキトのような高山都市が発達した。気温の高低と都市立地の説明が逆である。

②「アンデス高地では標高に応じて栽培作物が変わり、低い所ではトウモロコシ、高い所ではジャガイモの栽培やリャマ・アルパカの放牧が行われる」
正しい。
正解。アンデスでは標高帯ごとに作物が変わる垂直的な土地利用がみられ、高所ではジャガイモ栽培とリャマ・アルパカの放牧が行われる。

③「リャマとアルパカは中央アジアの乾燥地域が原産で、アンデスには近代になって持ち込まれた家畜である」
誤り。
誤答理由: リャマとアルパカはアンデス原産の家畜である。中央アジアの乾燥地域の家畜(羊・ヤギ・ラクダ)との混同を誘う記述である。

④「ジャガイモはヨーロッパ原産の作物であり、アンデス高地ではまったく栽培されてこなかった」
誤り。
誤答理由: ジャガイモはアンデス原産で、大航海時代以降にヨーロッパへ伝わった。原産地と伝播の方向が逆である。

覚えるポイント

  • アンデスでは標高に応じた垂直的な土地利用がみられる
  • ジャガイモ・トウモロコシはアメリカ大陸原産
  • 低緯度の高地には高山都市(ラパス・キトなど)が発達

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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