TK8-036地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アンデス地方の高地の生活についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

標高に応じて作物を変え、高所ではリャマやアルパカを放牧する生活が営まれてきた

この問題のポイント

高山地域の垂直的な土地利用を問う。標高帯ごとの作物・家畜の使い分けという高地適応の知恵が判断の軸。

解説

低緯度のアンデス地方では、標高が100メートル上がるごとに気温が約0.65度下がるため、標高帯ごとに異なる気候が階段状に現れる。人々はこれを利用した垂直的な土地利用を築いてきた。
低地から中腹ではとうもろこしや小麦、より高い所(3000メートル以上)では寒さに強いジャガイモを栽培する。ジャガイモはアンデス原産で、凍結乾燥させた保存食チューニョに加工される。森林限界を超える4000メートル級の高原では、家畜のリャマ(荷運び用)とアルパカ(毛用)を放牧する。
住民の多くは先住民とメスチーソで、ポンチョと呼ばれる衣服など高地の寒さと強い日差しに適応した生活文化を持つ。ペルーのクスコやボリビアのラパス(標高約3600メートル、世界最高所の首都)など、低緯度ゆえに高地が過ごしやすい高山都市が発達した。
「気温の逓減を利用した標高別の土地利用」は高山気候の最頻出テーマである。

ひっかけポイント
標高が上がるほど気温は下がる(逓減)。高所ほど熱帯作物という記述は逆で、高所はジャガイモ・放牧の世界である。

選択肢の確認

①「高地は年中酷暑のため、人はほとんど住んでいない」
誤り。
誤答理由: 低緯度の高地は気温が下がって過ごしやすく、ラパスなどの高山都市が発達している。酷暑で無人という説明は誤り。

②「標高が高いほど気温が上がるため、高所ほど熱帯作物が栽培される」
誤り。
誤答理由: 気温は標高が上がるほど下がる(逓減)。高所ほど熱帯作物という説明は逆である。

③「アンデスの高地では農業も牧畜も全く行われていない」
誤り。
誤答理由: 高地では標高に応じた農業と放牧が古くから営まれており、全く行われていないという説明は誤り。

④「標高に応じて作物を変え、高所ではリャマやアルパカを放牧する生活が営まれてきた」
正しい。
正解。アンデス高地では標高帯ごとにとうもろこし・ジャガイモなど作物を変え、高所ではリャマ・アルパカを放牧する。

覚えるポイント

  • 標高帯ごとに作物を変える垂直的土地利用
  • 高所はジャガイモ栽培とリャマ・アルパカの放牧
  • ラパスなど低緯度の高山都市が発達

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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