TK7-019|地理総合・地理探究 対策問題
モンゴルの自然と生活について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
国土の大部分が乾燥気候に属し、ゲルと呼ばれる移動式の住居を用いて羊や馬などを飼う遊牧が伝統的に行われてきた
この問題のポイント
乾燥気候のモンゴルにおける遊牧と移動式住居ゲルという、自然環境と生活文化の対応を問う。
解説
モンゴルは海から遠い内陸国で、国土の大部分がステップ気候(BS)や砂漠気候(BW)の乾燥地域である。南部にはゴビ砂漠が広がり、降水が少なく樹木は育ちにくいが、短い草の生える草原(ステップ)が広がる。
この環境に適応した伝統的な生業が遊牧である。羊・やぎ・馬・牛・らくだを飼い、草と水を求めて季節ごとに移動する。住居は、木の骨組みを羊毛のフェルトで覆った組み立て式のゲルで、解体して運べるため移動生活に適している。
人口密度は1平方キロあたり約2人と世界で最も低い水準で、人口の半分近くが首都ウランバートルに集中する。近年は市場経済化と気象災害(雪害)で遊牧をやめて都市へ移る人が増え、また石炭や銅などの鉱産資源の開発が経済の柱となっている。
ひっかけポイント
ゲルは「移動式」の住居であり、固定住居とする記述は誤り。乾燥気候と遊牧、フェルトの住居という組合せは生活文化の定番の出題である。
選択肢の確認
①「モンゴルは熱帯雨林気候に属し、焼畑農業が伝統的な生業である」
❌ 誤り。
誤答理由: モンゴルは内陸の乾燥地域であり、熱帯雨林気候や焼畑農業とは無縁である。
②「ゲルとは石造りの固定住居であり、移動には適さない」
❌ 誤り。
誤答理由: ゲルは木の骨組みをフェルトで覆った組み立て式の移動住居であり、石造りの固定住居ではない。
③「モンゴルは人口密度が世界で最も高い水準にある」
❌ 誤り。
誤答理由: モンゴルの人口密度は1平方キロあたり約2人と世界最低水準であり、最も高いという記述は正反対である。
④「国土の大部分が乾燥気候に属し、ゲルと呼ばれる移動式の住居を用いて羊や馬などを飼う遊牧が伝統的に行われてきた」
✅ 正しい。
正解。モンゴルは国土の大部分が乾燥気候で、移動式住居ゲルを用いた羊・馬などの遊牧が伝統的な生活様式である。
覚えるポイント
- モンゴルは乾燥気候(ステップ・砂漠)の内陸国
- 遊牧と移動式住居ゲルが伝統的な生活様式
- 人口密度は世界最低水準で、首都ウランバートルに人口が集中
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。