TK7-050地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

イスラームの信仰と生活について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

信者は1日5回聖地メッカの方角へ礼拝し、ラマダーンの月には日中の断食を行い、豚肉や飲酒を避ける

この問題のポイント

イスラームの実践(礼拝・断食)と食の禁忌(豚肉・飲酒)という生活文化の基本を問う。

解説

イスラームは、唯一神への信仰を核とする宗教で、信者(ムスリム)の生活全体を規律する。信者の義務として、信仰告白・礼拝・喜捨・断食巡礼五行が知られる。
礼拝は1日5回、サウジアラビアの聖地メッカの方角に向かって行う。ラマダーン(断食月)には、日の出から日没までの日中に飲食を断つ。日没後には食事をとるので、終日絶食するわけではない。一生に一度のメッカ巡礼は果たすべき目標とされ、巡礼期には世界中から数百万人が集まる。
食の面では豚肉と飲酒が禁忌とされ、定められた作法で処理された食品はハラール(許されたもの)と呼ばれる。金曜日にはモスクでの集団礼拝が行われる。こうした宗教的実践が、都市の景観や商業活動の時間帯まで規定している点が地理的な着眼点である。

ひっかけポイント
礼拝の方角はメッカであり、エルサレムではない。断食は「日中のみ」で終日ではない。禁忌は豚肉(牛肉はヒンドゥー教)という宗教間の入れ替えに注意。

選択肢の確認

①「信者は1日5回聖地メッカの方角へ礼拝し、ラマダーンの月には日中の断食を行い、豚肉や飲酒を避ける」
正しい。
正解。ムスリムは1日5回メッカへ礼拝し、ラマダーン月には日中に断食し、豚肉と飲酒を避ける。

②「礼拝の方角はエルサレムと定められており、メッカに向かうことはない」
誤り。
誤答理由: 礼拝の方角は聖地メッカと定められている。エルサレムも聖地だが、礼拝の方角ではない。

③「断食は一年を通じて昼夜の別なく続けることが義務とされている」
誤り。
誤答理由: 断食はラマダーンの月の日中のみで、日没後には食事をとる。一年中終日という記述は誤りである。

④「イスラームでは牛肉が禁忌とされ、豚肉は自由に食べることができる」
誤り。
誤答理由: 禁忌が逆である。イスラームで避けられるのは豚肉であり、牛肉を避けるのはヒンドゥー教徒である。

覚えるポイント

  • 1日5回メッカへ礼拝、ラマダーンは日中の断食
  • 豚肉・飲酒が禁忌、適合食品はハラール
  • 五行は信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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