TK7-073地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

北アフリカの生活文化について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

地中海沿岸ではオリーブなどを栽培する地中海式農業がみられ、アラビア語を話すイスラームの人々が多く暮らしている

この問題のポイント

北アフリカの気候(地中海性気候)と農業、アラブ・イスラーム文化圏としての性格を問う。

解説

サハラ砂漠より北の北アフリカ(エジプト・リビア・チュニジア・アルジェリア・モロッコなど)は、自然・文化の両面でサハラ以南と大きく異なる。
地中海沿岸地中海性気候(Cs)に属し、夏の乾燥に耐えるオリーブ・ブドウ・柑橘類を栽培する地中海式農業がみられる。モロッコからチュニジアにかけての西部はマグレブ(日の沈む地の意)と呼ばれる。
文化面では、7世紀以降のアラブ人の進出により、アラビア語イスラームが広がり、西アジアと一体のアラブ・イスラーム文化圏を形成している。このため地域区分では、北アフリカを西アジアとあわせて扱うことも多い。先住のベルベル系の人々も暮らす。
経済面では、アルジェリア・リビアの原油・天然ガスが地中海対岸のヨーロッパへパイプラインなどで輸出され、モロッコなどからはヨーロッパへの移民が多い。

ひっかけポイント
北アフリカはアラビア語・イスラームの文化圏で、スワヒリ語(東アフリカ)やキリスト教多数派とする記述は誤り。沿岸の気候はCsでオリーブ栽培と結び付く。

選択肢の確認

①「北アフリカでは住民の大多数がキリスト教を信仰している」
誤り。
誤答理由: 北アフリカの住民の大多数はイスラームを信仰しており、キリスト教多数という記述は誤りである。

②「北アフリカの地中海沿岸は年中多雨の熱帯雨林気候である」
誤り。
誤答理由: 地中海沿岸は夏乾燥・冬湿潤の地中海性気候(Cs)であり、年中多雨の熱帯雨林気候ではない。

③「北アフリカで広く話されている言語はスワヒリ語である」
誤り。
誤答理由: 北アフリカで広く話されるのはアラビア語である。スワヒリ語はケニア・タンザニアなど東アフリカの言語である。

④「地中海沿岸ではオリーブなどを栽培する地中海式農業がみられ、アラビア語を話すイスラームの人々が多く暮らしている」
正しい。
正解。北アフリカの地中海沿岸はCs気候でオリーブなどの地中海式農業がみられ、アラビア語・イスラームの文化圏である。

覚えるポイント

  • 地中海沿岸はCs気候でオリーブなどの地中海式農業
  • アラビア語・イスラームの文化圏で西アジアと一体性をもつ
  • アルジェリアなどの原油・天然ガスはヨーロッパへ輸出

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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