TK7-074地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アフリカ諸国の言語について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

多民族国家が多いため、英語やフランス語など旧宗主国の言語を公用語とする国が多い

この問題のポイント

旧宗主国の言語が独立後も公用語として使われる理由(多民族間の共通語)を問う。

解説

アフリカには数百とも千以上ともいわれる言語があり、植民地分割で引かれた国境の中に多数の民族・言語集団が含まれることになった。独立にあたり、特定の民族の言語を国語にすると他の民族の反発を招くため、多くの国は旧宗主国の言語である英語・フランス語・ポルトガル語などを、民族間の中立的な共通語=公用語として採用した。
旧フランス領の西アフリカ・中央アフリカではフランス語、旧イギリス領のナイジェリアやケニアなどでは英語、アンゴラやモザンビークではポルトガル語が公用語である。北アフリカではアラビア語が用いられる。
東アフリカでは、バントゥー系の言語にアラビア語の語彙が混じって交易の中で成立したスワヒリ語が、ケニアやタンザニアで公用語とされ、アフリカ固有の共通語の例として重要である。言語の地図は植民地支配の歴史をそのまま映している。

ひっかけポイント
旧宗主国の言語は「禁止」ではなく共通語として「採用」された。スワヒリ語は東アフリカの言語であり、大陸全体の言語ではない点にも注意。

選択肢の確認

①「旧宗主国の言語は、各国の独立の際にすべて使用が禁止された」
誤り。
誤答理由: 旧宗主国の言語は禁止されるどころか、民族間の共通語として独立後も公用語に採用された。

②「アフリカにはフランス語を公用語とする国は存在しない」
誤り。
誤答理由: 旧フランス領の西・中央アフリカを中心に、フランス語を公用語とする国は多数存在する。

③「多民族国家が多いため、英語やフランス語など旧宗主国の言語を公用語とする国が多い」
正しい。
正解。多民族国家の多いアフリカでは、民族間の中立的な共通語として英語・フランス語など旧宗主国の言語が公用語とされた。

④「アフリカのすべての国は、単一の固有言語だけを公用語としている」
誤り。
誤答理由: 多くの国は旧宗主国の言語を公用語とし、複数の言語を併用する国も多い。単一の固有言語のみという記述は誤りである。

覚えるポイント

  • 多民族の共通語として旧宗主国の言語を公用語に採用
  • 西・中央アフリカはフランス語圏が広い
  • 東アフリカのスワヒリ語は固有の共通語の代表例

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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