TK7-026|地理総合・地理探究 対策問題
ASEAN(東南アジア諸国連合)について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
1967年にタイやインドネシアなど5か国で結成され、その後加盟国を増やし、域内関税の引き下げなど経済統合を進めてきた
この問題のポイント
ASEANの結成(1967年・原加盟5か国)と、経済統合を軸とする発展を問う。
解説
ASEAN(東南アジア諸国連合)は、1967年にタイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポールの5か国で結成された地域協力機構である。冷戦下の結成当初は政治的な連携の色彩が強かったが、しだいに経済協力が中心となった。
冷戦終結後はブルネイに続いてベトナム・ラオス・ミャンマー・カンボジアなど社会主義国・後発国も加わり、東南アジアのほぼ全域を覆う組織に拡大した。域内では自由貿易地域の形成により関税の引き下げ・撤廃が進み、生産工程を国ごとに分担する国際分業の舞台となって、日本など外国企業の進出も活発である。ASEAN経済共同体の発足(2015年)により、人口6億を超える巨大市場としての統合が深化した。
日本・中国・韓国との「ASEANプラス3」の枠組みや、RCEP(地域的な包括的経済連携)への参加など、域外との連携の要としての役割も大きい。
ひっかけポイント
結成は1967年で、原加盟国は東南アジアの5か国。日本や中国は加盟国ではなく対話相手である点、EUとの混同に注意。
選択肢の確認
①「ASEANは軍事同盟であり、経済分野の協力はいっさい行っていない」
❌ 誤り。
誤答理由: ASEANは軍事同盟ではなく、域内関税の引き下げなど経済協力を中心とする地域協力機構である。
②「1967年にタイやインドネシアなど5か国で結成され、その後加盟国を増やし、域内関税の引き下げなど経済統合を進めてきた」
✅ 正しい。
正解。ASEANは1967年にタイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポールの5か国で結成され、経済統合を進めてきた。
③「ASEANは1990年代にヨーロッパ諸国によって結成された組織である」
❌ 誤り。
誤答理由: ASEANは1967年に東南アジアで結成された組織であり、1990年代のヨーロッパ結成という記述は年代も地域も誤りである。
④「ASEANの原加盟国には日本と中国が含まれている」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本と中国は加盟国ではなく、ASEANプラス3などの枠組みで協力する域外の対話相手である。
覚えるポイント
- ASEANは1967年に5か国で結成
- 域内関税の引き下げなど経済統合を推進
- 日中韓は非加盟で、ASEANプラス3として連携
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。