TK-C2-01地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

東南アジアについての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

多くの国がASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟しており、外国企業を誘致した輸出指向型の工業化によって経済成長を遂げてきた

この問題のポイント

東南アジア地誌の基本骨格を問う。「植民地支配とプランテーション」「ASEANと輸出指向型工業化」という歴史と現在の2本柱で解ける。

解説

東南アジアは、タイを除くほとんどの国が欧米諸国の植民地支配を経験した地域である。植民地時代には、輸出向けの商品作物を大規模に栽培するプランテーションが開かれ、天然ゴム・油ヤシ・コーヒー・サトウキビなど熱帯性の作物が栽培された。現在もマレーシア・インドネシアのパーム油生産は世界的である。
独立後、各国は国内向け製品を自国で生産する輸入代替型の工業化から出発したが、市場の狭さから行き詰まり、外国企業を誘致して製品を輸出する輸出指向型工業化へ転換した。輸出加工区の設置や安価な労働力を背景にシンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムなどが急成長し、日本企業も多く進出している。
1967年に結成された**ASEAN(東南アジア諸国連合)**は現在10か国が加盟し、域内の関税削減など経済統合を進めながら、人口約7億人の巨大な市場として存在感を高めている。

ひっかけポイント
「タイだけは植民地化を免れた」という例外が頻出。プランテーション作物は熱帯性であり、小麦など冷涼な作物とする選択肢は気候との矛盾で消せる。

選択肢の確認

①「東南アジアの国々は輸入代替型の工業化を貫き、外国企業の誘致は行ってこなかった」
誤り。
誤答理由: 各国は市場の狭さから輸入代替型に行き詰まり、外国企業を積極的に誘致する輸出指向型へ転換したことで成長した。

②「多くの国がASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟しており、外国企業を誘致した輸出指向型の工業化によって経済成長を遂げてきた」
正しい。
正解。東南アジアの多くの国はASEANに加盟し、輸出加工区の設置などで外国企業を誘致する輸出指向型工業化により経済成長を遂げた。

③「東南アジアの国々は歴史上、欧米諸国の植民地支配を受けたことが一度もない」
誤り。
誤答理由: 東南アジアはタイを除くほとんどの国が欧米の植民地支配を経験した。支配を受けた国がないという説明は誤りである。

④「植民地時代に開かれたプランテーションでは、小麦やライ麦など冷涼な気候の作物が栽培されてきた」
誤り。
誤答理由: プランテーションで栽培されたのは天然ゴム・油ヤシ・コーヒーなど熱帯性の商品作物であり、小麦やライ麦のような冷涼な気候の作物ではない。

覚えるポイント

  • タイ以外は植民地支配を経験、プランテーションは熱帯作物
  • 輸入代替型から輸出指向型工業化へ転換して成長
  • ASEANは10か国加盟の地域協力機構

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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