TK7-023地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

東南アジアの気候の分布について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

赤道に近いシンガポールやスマトラ島は年中多雨の熱帯雨林気候となり、大陸部には雨季と乾季が明瞭なサバナ気候が広がる

この問題のポイント

赤道からの距離に応じたAf(年中多雨)とAw(雨季・乾季)の分布を、大気大循環から説明できるかを問う。

解説

東南アジアの気候は、赤道からの距離で整理できる。
赤道直下のシンガポール・スマトラ島・カリマンタン島は、一年中赤道低圧帯(熱帯収束帯)の影響を受けて上昇気流が生じるため、毎日のようにスコールが降る熱帯雨林気候(Af)となる。シンガポールはAfの代表都市として頻出である。
赤道からやや離れた
インドシナ半島
では、太陽の回帰に伴って赤道低圧帯と中緯度高圧帯が南北に移動するため、低圧帯に覆われる時期が雨季、高圧帯側に入る時期が乾季となる**サバナ気候(Aw)が広がる。バンコクやプノンペンが代表例で、季節風(モンスーン)も雨季・乾季を強める。ミャンマー沿岸など季節風の風上側には、弱い乾季をもつ熱帯モンスーン気候(Am)**もみられる。

ひっかけポイント
AfとAwの分布の入れ替えが定番。「赤道直下=年中多雨のAf、離れると雨季乾季のAw」を赤道低圧帯の移動から導けるようにする。

選択肢の確認

①「赤道に近いシンガポールやスマトラ島は年中多雨の熱帯雨林気候となり、大陸部には雨季と乾季が明瞭なサバナ気候が広がる」
正しい。
正解。赤道直下のシンガポールなどは年中赤道低圧帯の影響でAf、赤道から離れた大陸部は雨季・乾季のあるAwとなる。

②「大陸部が年中多雨の熱帯雨林気候で、赤道直下のシンガポールには乾季の長いサバナ気候がみられる」
誤り。
誤答理由: 分布が逆である。年中多雨のAfは赤道直下に、雨季と乾季のあるAwは赤道からやや離れた大陸部に現れる。

③「東南アジアの大部分は砂漠気候に属し、農業には灌漑が不可欠である」
誤り。
誤答理由: 東南アジアは熱帯が中心であり、砂漠気候はみられない。高温多雨が地域の基本的性格である。

④「シンガポールは四季の変化が明瞭な温帯気候に属する」
誤り。
誤答理由: シンガポールは赤道直下の熱帯雨林気候(Af)であり、四季のある温帯ではない。

覚えるポイント

  • 赤道直下(シンガポールなど)は熱帯雨林気候Af
  • 大陸部は雨季と乾季が明瞭なサバナ気候Aw
  • 気圧帯の南北移動と季節風が雨季・乾季を生む

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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