TK8-041地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

ラテンアメリカの人種・民族と言語についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

先住民と白人の混血であるメスチーソが多く、ブラジルではポルトガル語、多くの国ではスペイン語が話される

この問題のポイント

植民地支配の歴史と民族・言語構成の対応を問う。ブラジル=ポルトガル語、他の多く=スペイン語という区別が最大の判断点。

解説

ラテンアメリカの人種・民族構成は、先住民(インディオ)、16世紀以降のスペイン・ポルトガルの植民地支配、アフリカからの奴隷の強制連行、19世紀以降のヨーロッパ移民という歴史の層でできている。
先住民と白人の混血メスチーソと呼ばれ、メキシコや中米・南米の多くの国で人口の多数を占める。白人とアフリカ系の混血はムラートと呼ばれ、カリブ海地域やブラジルに多い。ペルーやボリビアなどアンデス諸国では先住民の比率が高く、アルゼンチンは白人が大部分を占めるなど、国ごとの構成の違いが問われる。
言語は、ブラジルのみがポルトガル語で、その他の多くの国はスペイン語を公用語とする。トルデシリャス条約による両国の勢力分割の名残である。宗教はカトリックが広く信仰されている。
旧宗主国の違いが現在の言語分布を規定するという、歴史と地理の結びつきの代表例である。

ひっかけポイント
ブラジル=ポルトガル語が最重要の区別。メスチーソ(先住民系混血)とムラート(アフリカ系混血)の取り違えにも注意。

選択肢の確認

①「ラテンアメリカ全域でポルトガル語が公用語である」
誤り。
誤答理由: ポルトガル語はブラジルのみで、他の多くの国はスペイン語を公用語とする。

②「ラテンアメリカには先住民は存在しなかった」
誤り。
誤答理由: ラテンアメリカにはインカ・アステカなどの文明を築いた先住民が古くから居住していた。

③「ブラジルの公用語はスペイン語である」
誤り。
誤答理由: ブラジルの公用語は旧宗主国ポルトガルの言語であるポルトガル語で、スペイン語ではない。

④「先住民と白人の混血であるメスチーソが多く、ブラジルではポルトガル語、多くの国ではスペイン語が話される」
正しい。
正解。先住民と白人の混血メスチーソが多くの国で多数を占め、ブラジルはポルトガル語、他の多くはスペイン語圏である。

覚えるポイント

  • メスチーソ=先住民と白人の混血、多くの国で多数派
  • ブラジルはポルトガル語、他の多くはスペイン語
  • 宗教はカトリックが優勢、旧宗主国の影響が濃い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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