SG5-015地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

ラテンアメリカの言語に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

多くの国でスペイン語が話されるが、ブラジルでは旧宗主国の言語であるポルトガル語が公用語となっている

この問題のポイント

言語分布が植民地支配の歴史を反映することを問う。スペイン語圏の中でブラジルだけがポルトガル語である理由が判断の軸。

解説

ラテンアメリカの言語分布は、16世紀以降の植民地支配の歴史をそのまま映している。
メキシコからアルゼンチンに至る多くの国はスペインの植民地だったため、現在もスペイン語を公用語とする。一方、ブラジルポルトガルの植民地だったため、南アメリカで唯一ポルトガル語を公用語とする大国である。この地域が「ラテンアメリカ」と呼ばれるのは、スペイン語・ポルトガル語がともにラテン系言語であることによる。
また、先住民の言語も消滅したわけではなく、アンデス地方のケチュア語(ペルーなどで公用語の一つ)や、パラグアイのグアラニー語のように、スペイン語と並ぶ公用語となっている例がある。
宗教面でも旧宗主国の影響でカトリックの信者が多数を占めており、言語と宗教の両面で植民地支配の歴史が読み取れる地域である。

ひっかけポイント
「ブラジルもスペイン語」とする選択肢が最頻出のひっかけ。ブラジル=ポルトガル語は即答できるようにする。先住民言語の「完全消滅」も、ケチュア語などの存在から誤りと分かる。

選択肢の確認

①「大陸のほぼ全域で英語が公用語として用いられている」
誤り。
誤答理由: ラテンアメリカで広く話されるのはスペイン語・ポルトガル語というラテン系言語であり、英語圏はカリブ海の一部などに限られる。

②「先住民の言語は植民地時代にすべて消滅し、現在は話されていない」
誤り。
誤答理由: ケチュア語(ペルーなど)やグアラニー語(パラグアイ)のように、公用語となっている先住民言語が現存しており、完全消滅という説明は誤りである。

③「多くの国でスペイン語が話されるが、ブラジルでは旧宗主国の言語であるポルトガル語が公用語となっている」
正しい。
正解。ラテンアメリカの多くの国は旧スペイン植民地でスペイン語を話すが、ブラジルはポルトガルの植民地だったため、南アメリカで唯一ポルトガル語を公用語とする。

④「ブラジルを含むすべての国でスペイン語が公用語である」
誤り。
誤答理由: ブラジルの公用語はスペイン語ではなくポルトガル語である。ブラジルだけ旧宗主国が異なる点が最頻出の知識である。

覚えるポイント

  • ラテンアメリカの多くはスペイン語、ブラジルはポルトガル語
  • 言語分布は旧宗主国(スペイン・ポルトガル)を反映
  • ケチュア語・グアラニー語など先住民言語も公用語の例あり

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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