SG-B3-02地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

世界の言語についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

複数の民族が暮らす国では国内の意思疎通のために複数の公用語を定めている国があり、スイスやシンガポールがその例である

この問題のポイント

言語と国家の関係を問う。多民族国家における複数公用語の仕組みと、母語人口・公用語をめぐる基本統計がわかれば解ける。

解説

言語は民族を特徴づける最も重要な文化要素の一つであり、国家は公の場で用いる公用語を定めていることが多い。
単一の言語がほぼ通用する日本のような国がある一方、複数の民族からなる国では、特定の言語だけを公用語にすると他の民族の不満を招くため、複数の公用語を定める例が多い。スイスはドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4言語、シンガポールは英語・中国語・マレー語・タミル語の4言語を公用語としている。カナダ(英語・フランス語)やベルギー(オランダ語・フランス語など)も同様の例である。
母語人口が世界最多の言語は中国語であり、英語ではない。ただし英語は旧イギリス植民地を中心に第二言語・国際共通語として最も広く使われている。
インドにはヒンディー語をはじめ多数の言語があり、連邦の公用語はヒンディー語、準公用語として英語が使われる。アラビア語は西アジア・北アフリカの言語である。

ひっかけポイント
「母語人口世界一=英語」が定番の誤りで、正しくは中国語。英語は話者総数・国際共通語としての地位で最重要という区別を押さえる。インドとアラビア語の組合せも典型的な入れ替えである。

選択肢の確認

①「インドで最も多くの人に話されている言語はアラビア語である」
誤り。
誤答理由: インドの連邦公用語はヒンディー語(準公用語に英語)である。アラビア語は西アジア・北アフリカの言語である。

②「複数の民族が暮らす国では国内の意思疎通のために複数の公用語を定めている国があり、スイスやシンガポールがその例である」
正しい。
正解。多民族国家では複数の公用語を定める例が多く、スイスは4言語、シンガポールも4言語を公用語としている。

③「世界のすべての国は、公用語を一つだけ定めている」
誤り。
誤答理由: 公用語を複数定める国(スイス・カナダ・ベルギーなど)は多数あり、すべての国が1つとは限らない。

④「母語として話す人口が世界で最も多い言語は英語である」
誤り。
誤答理由: 母語人口が世界最多の言語は中国語である。英語は第二言語・国際共通語として最も広く使われるが母語人口では及ばない。

覚えるポイント

  • 多民族国家には複数公用語の国がある(スイス4言語・シンガポール4言語)
  • 母語人口世界一は中国語、国際共通語としては英語
  • インドの連邦公用語はヒンディー語(準公用語に英語)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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