SG5-038地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

ベルギーの言語問題に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

北部のオランダ語系住民と南部のフランス語系住民の対立があり、言語圏ごとの連邦制がとられている

この問題のポイント

ベルギーの言語対立の南北の構図を問う。北部=オランダ語系(フラマン)、南部=フランス語系(ワロン)という配置を正確に覚えているかが鍵。

解説

ベルギーは西ヨーロッパの小国だが、国内に明瞭な言語境界線を持つ。
北部のフランデレン地域にはオランダ語系(フラマン)の住民が、南部のワロン地域にはフランス語系(ワロン)の住民が暮らし、東部にはドイツ語を話す少数の住民もいる。
かつては南部の重工業が経済を主導したが、20世紀後半には北部が先端産業や港湾で発展して経済力が逆転し、経済格差も絡んで言語圏の対立が深まった。このためベルギーは憲法を改正し、言語圏ごとに強い自治を認める連邦制へ移行した。首都ブリュッセルはオランダ語圏の中に位置するがフランス語話者が多く、二言語地域とされている。ブリュッセルにはEUの本部が置かれ、ヨーロッパ統合の中心都市でもある。

ひっかけポイント
北部オランダ語系・南部フランス語系という南北の配置を逆にする選択肢が定番。隣国オランダ(北)とフランス(南)の位置と対応させると覚えやすい。

選択肢の確認

①「国内の言語対立を避けるため、公用語はロシア語とされている」
誤り。
誤答理由: ロシア語はベルギーとは無関係である。公用語はオランダ語・フランス語・ドイツ語である。

②「北部のオランダ語系住民と南部のフランス語系住民の対立があり、言語圏ごとの連邦制がとられている」
正しい。
正解。ベルギーは北部フランデレンのオランダ語系と南部ワロンのフランス語系が対立し、言語圏ごとに強い自治を認める連邦制で共存を図っている。

③「北部はフランス語系、南部はオランダ語系の住民が多数を占めている」
誤り。
誤答理由: 南北の配置が逆である。北部がオランダ語系(フラマン)、南部がフランス語系(ワロン)で、隣接するオランダ・フランスの位置と対応する。

④「全国民が単一の言語を話すため、言語をめぐる対立は存在しない」
誤り。
誤答理由: ベルギーは単一言語国家ではなく、オランダ語・フランス語(およびドイツ語)の言語圏を抱え、言語対立が国の構造を規定してきた。

覚えるポイント

  • 北部フランデレン=オランダ語系、南部ワロン=フランス語系
  • 言語圏ごとの連邦制で対立を制度的に調整
  • 首都ブリュッセルは二言語地域でEU本部の所在地

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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