SG5-037|地理総合・地理探究 対策問題
カナダのケベック州に関する説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
フランス語を話す住民が多数を占める州で、カナダからの分離独立を問う住民投票が行われたことがある
この問題のポイント
カナダの二言語主義とケベック州の特殊性を問う。フランス語系住民の集中と分離独立運動という組合せが判断の軸。
解説
カナダは、イギリス系とフランス語系の住民から成る国で、英語とフランス語の二つを公用語とする。
フランス語系住民が集中するのが、東部のケベック州である。この地域は17世紀にフランスの植民地(ヌーベルフランス)として開かれた歴史を持ち、その後イギリス領となったが、フランス語とカトリックの文化が維持された。現在も州人口の約8割がフランス語を話し、州の公用語はフランス語である。
文化的な独自性を背景に、ケベック州ではカナダからの分離独立を求める運動が高まり、1980年と1995年に独立の是非を問う住民投票が行われた。いずれも否決されたが、1995年は賛否が拮抗した。
カナダは先住民や移民を含む多様な文化の共存を図る多文化主義を国の政策として採用しており、言語問題はその中心テーマである。
ひっかけポイント
ケベック州=フランス語系という対応が軸。カナダの公用語は英語とフランス語の二つであり、「英語のみ」とする選択肢は制度の誤り。
選択肢の確認
①「アメリカ合衆国に属する州の一つである」
❌ 誤り。
誤答理由: ケベック州はカナダの州であり、アメリカ合衆国の州ではない。
②「カナダの公用語は英語のみであり、フランス語は公的に使用されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: カナダは英語とフランス語の二つを公用語とする二言語国家であり、英語のみという説明は制度の誤りである。
③「フランス語を話す住民が多数を占める州で、カナダからの分離独立を問う住民投票が行われたことがある」
✅ 正しい。
正解。ケベック州はフランス語系住民が約8割を占めるカナダの州で、1980年と1995年に分離独立を問う住民投票が行われた(いずれも否決)。
④「スペイン語系の住民が多数を占めるカナダ唯一の州である」
❌ 誤り。
誤答理由: ケベック州の多数派はスペイン語系ではなくフランス語系である。17世紀のフランス植民地の歴史に由来する。
覚えるポイント
- カナダは英語・フランス語の二言語国家
- ケベック州はフランス語系住民が多数、分離独立の住民投票も実施
- 多文化主義政策を採用する国の代表例
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。